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【6328】荏原実業、今後の株価はどうなる?業績から考察してみる!

本記事では、「荏原実業って高配当だし、株価の推移も順調だけどどんな会社?今後どうなの?」と思っているアラサーサラリーマンに向けて、

【6328】荏原実業、今後の株価はどうなる?業績から考察してみる!

という内容で記載していきます。

はじめに本日の結論から、

今期の予想配当利回りは4.26%!

荏原実業は医療から水処理に関わる機器を取り扱う機器メーカー!

ここ最近は感染症特需により、株価も収益も急上昇!

この後も継続してこの収益を上げられるのか?が、今後の株価のキーポイントになります。

しばらく四半期決算や通期決算をチェックし、利益を継続できそうなら単元未満株でコツコツ買っていきます!

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始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)

では、解説に入ります。

       

荏原実業の株価は順調?

まず直近の株価を振り返りましょう!

過去5年ほど振り返ってみると、2015年時点では550円ぐらいの株価でした。

そこから急激に上昇して、今では2600円台をつけています。

驚くべき急成長です!

この株価は上げすぎなのか?

荏原実業の価値を正しく表しているのか確認していきましょう。

       

荏原実業って何している会社?

はじめに振り返りで、荏原実業がどのようなビジネスを展開しているのか?

確認しておきましょう。

まず、荏原実業は、

環境・医療機器関係の機械メーカー

です。

決算書を見ると、大きく3つの事業をを有しています。

1つ目がメーカー事業

こちらは計測、省エネ、脱臭、水処理、医療の分野で製品の開発から販売までを行っています。

2つ目がエンジニアリング事業

上下水道関連施設の設計から施工、メンテナンスまでトータルでサービスを提供しています。

最後が商社事業

こちらは、ポンプや送風など空調冷熱機器をビルなどに販売する事業です。

クライアントは国内の民間企業や公共施設など幅広く相手にしております。

このように機械メーカーですが、自分の得意分野で手広く商いとしているような印象を受けます。

ニッチを攻めているのかも知れませんね!

       

各事業の売上総利益を確認しよう

前の章でご説明した色々な事業において、売上総利益を確認しておきましょう。

       売上総利益(億円)
メーカー     24
エンジニアリング 28
商社       11

※公式HP2021年 第2四半期決算より

エンジニアリング事業が最も売上総利益が高いことが分かります。

売上総利益とは、粗利のことを指します。

やはり、上下水道関連の設備を設計からメンテナンスまで一貫して行うということで、大きな利益を生み出せていることがわかります。

また、その双璧を成しているのが、メーカー事業だということも分かります。

やはり、機械メーカーとして医療や水処理関連、 省エネといったところで強みを活かして、経営していると予想できます。

ということで、荏原実業はメーカー事業とエンジニアリング事業をメインとして、収益を上げていることがわかりました。

       

株価が堅調な理由

ではなぜ、最近の株価は堅調なのか?

理由を調査していきます。

株価が堅調な理由として考えられる要素は、

1.陰圧装置など感染症医療の機器を取り扱っていること

2.上下水道の更新時期もあり収益が高まっていること

です。

では、ご説明していきます。

1.陰圧装置など感染症医療の機器を取り扱っていること

前述していますが、荏原実業のメーカー事業では

医療機器

を取り扱っています。

その中には、陰圧装置や室内オゾン消毒装置などといった感染症医療に必要な機器も含まれています。

そのため、投資家たちの期待感から昨年2月の暴落以降、急激に株価を上昇させたものと考えられます。

つまり、一時的な特需による収益の増加とその期待感から、株価急騰している可能性があります。

この辺りは、注意して観察する必要がありますね。

2.上下水道の更新時期もあり収益が高まっていること

もう1つは、上下水道設備の更新期間が堅調であったため、収益が見込まれたということでした。

この堅調な収益が魅力的に映り、株価が上昇した可能性があります。

エンジニアリング事業単体の過去の売上高と比較して、特別今年が高いようには見えませんでした。

しかし、毎年必ず更新があるわけではないことを考えるとやや不安が残ります。

また、国内のインフラ事業であるため、10年、20年スパンで見ると、徐々に売上が減っていく可能性があります。

それは、人口減少フェーズの日本では、将来必要となる上下水道の量は徐々に減っていくためです。

インフラ関連だからといって、両手をあげて安心することはできません。

引き続き、動向を見守っていく必要がありますね!

       

攻めの姿勢を見せてくれている

株価上昇要因で、ややネガティブなことも申しましたが、荏原実業は攻めの姿勢を決算書で明らかにしてくれています。

ということで、今後の荏原実業の方針を簡単にまとめておきます。

まず、メーカー事業に最も注力すると記載されています。

この事業はそもそも利益率が高く、効率的に稼げる事業となっています。

ということもあり、メーカー事業の割合を50%まで引き上げることを目標としています。

次のエンジニアリング事業では、上下水道の更新や防災関係が堅調ということでしたが、更に新しい顧客 を開拓していくという方針を示していました。

最後の商社事業では、空調冷熱機器以外の新商品にも手を出していくと記載され、他に再開発案件にも積極的に入り込むことで収益を高めていくとのことです。

このように現状に甘えず、攻める姿勢はいいですね!

       

自社株買いに積極的

投資家にとって、ポジティブなニュースがもう1つあります。

それは、自己株式の取得計画です。

自社株買いをすることによって、発行されている株式数が減りますので、結果的に1株当たりの利益、配当金が上昇します。

計画では

2021年8月5日から2021年11月30日まで期間で、45万株を取得するとのこと。

これは全体の3.57%にあたります。

また、過去の実績を見てみると、2018年5月には1.71%。

2003年には、4.66%を取得しているということで、定期的に自社株買いを行ってくれる可能性があります。

株主としてはとても嬉しいですね!

       

株価情報を確認しておこう

今時点の株価情報を確認しておきましょう。

ROE     :13.32%(21年予想)
ROA     :6.88%(21年予想)
自己資本比率 :51.7%
配当性向   :56%(21年予想)
流動比率   :156%
PER     :13.2倍
PBR     :1.75倍

※かぶたんより

ROEは13.32%と十分な数字となっています。10%を越えれば優秀です。

ROAも6.88%と優秀レベル5%を越えた十分な数字となっています。

自己資本比率は51.7%、合格水準です!

配当性向は56%と、ギリギリセーフなライン。

PBR、PERは日経平均より少しだけ高い水準となっています。

以上のことから、財務と収益率は良好です。

配当性向はやや高いかなという印象です!

株価水準はそれなりに買われているラインだと思います。

       

2013年からの決算情報

続いて、2013年からの決算情報を見ていきましょう。

あまり知らない会社ということもあり、長めに確認していきます。

初めに売り上げから。

     売上(億円)
2013年  287
2014年  299
2015年  269
2016年  277
2017年  261
2018年  292
2019年  284
2020年  302
2021年  330(予想)

※IR BANKより

ここ1・2年は増加していますが、それまではずっと横ばいだったことがわかります。

1株当たり利益 EPSではどうかチェックしましょう。

     EPS(円)
2013年  56
2014年  63
2015年  72
2016年  76
2017年  100
2018年  120
2019年  114
2020年  184
2021年  198(予想)

※IR BANKより

1株当たり利益は毎年着実に増えていることがわかります。

特に昨年は感染症特需があったのもあり、大きく上昇しています。

こういった企業に長期投資していきたいものですね!

       

配当が大きな魅力

2013年以降の配当金額について確認しておきましょう!

果たして安定的な成長してくれているのか?

     配当(円)
2013年  40
2014年  45
2015年  45
2016年  45
2017年  50
2018年  60
2019年  60
2020年  110
2021年  112.5

※IR BNAKより

特需の影響もあり、ここ2年の配当金が高めですね!

現状の配当利回りは

4.26%

です!たかい!

しかし、2021年予想の配当性向は56%とギリギリ感があります。

これからの減配懸念には注意かもしれません。

       

めだかぶの評価:もう少し様子を見つつ、買うとしたら単元未満株でコツコツ

では、最後にめだかぶの評価をまとめ、終わりにしたいと思います。

荏原実業は医療から水処理に関わる機器を取り扱う機器メーカー!

ここ最近は感染症特需により、株価も収益も急上昇!

この後も継続してこの収益を上げられるのか?

今年いっぱいはチェックしたいです。

ということで、しばらく四半期決算や通期決算をチャックし、利益を継続できそうなら単元未満株でコツコツ買っていきます!

お試しで買えるのが、単元未満株の良いところですね!

単元未満株ならめだかぶも使っている買付手数料無料のマネックス証券がおすすめです!

継続して動向を見守っていきます。

単元株で買う場合は、SBI証券がおすすめ!

投資は自己責任です。最終判断はご自身でお願いします。

では、まとめに入ります。

まとめ

今日のポイント

今期の予想配当利回りは4.26%!

荏原実業は医療から水処理に関わる機器を取り扱う機器メーカー!

ここ最近は感染症特需により、株価も収益も急上昇!

この後も継続してこの収益を上げられるのか?が、今後の株価のキーポイントになります。

しばらく四半期決算や通期決算をチェックし、利益を継続できそうなら単元未満株でコツコツ買っていきます!

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