本記事では、「【1496】米ドル建て投資適格社債ヘッジ有の分配金利回りが気になる、そもそも米国ETFのLQDとの違いってあるの?」と疑問のアラサーサラリーマンに向けて、
【1496】米ドル建て投資適格社債ヘッジ有を買ってもいいの?米国ETFのLQDとの違いは?
という内容で記載していきます。
はじめに本日の結論から、
アラサーサラリーマンもインフレ対策は必要!
銀行預金だけでなく、株式や貴金属、不動産を保有しておこう!
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始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)
では、解説に入ります。
インフレとは?進行するのか?
インフレとは、インフレーションの略です。
この言葉は、
物価の上昇=貨幣価値の低下
を表しています。
第2次安倍政権から、インフレ率2%を目指し様々な経済対策が行われてきました。
しかし、現状2%のインフレにはなっていません。
ちなみに、2%という数字。
複雑な計算式で算出された理想的な数字ではないんです。
過去人類が2%でインフレしているときは幸せだったな、という経験則から導き出された数字なのです。
経済って私たち一人一人の行動の集まりなので、まだまだわからないことも多いのかもしれませんね。
現状は、インフレ率を2%を目指しているも、昨今の不況からその目標には遠く及ばず、と言った感じです。
日銀マネタリーベースは急激に増えている
このインフレに強い影響力を持つのが、日銀マネタリーベースです。
日銀マネタリーベースとは
日本銀行が世の中に直接的に供給するお金(円)の量
です。
つまり1万円札をじゃんじゃん刷れば刷るほど、このマネタリーベースが増えていきます。
この刷ったお金、皆さんの懐に入ってきたらどうしますか?
今年振り込まれた10万円の給付金が1000万円になったら。
生まれたての赤ちゃんも預金1000万円持っている世界を想像してみてください。
お金の価値って下がるような気がしませんか?
この世界では缶ジュースが500円と言われても、まあ1000万円あるんだからいいんじゃない?となりそうです。
そう、このマネタリーベースが増えると、お金の価値が下がり、物価が上昇すると言われています。
あれ、でもなんで日本の物価あまり上がってないよね?
と思われた方、頭の回転が非常に早いです。
物価が上がったというには、先程の例、500円の缶ジュースが売れないといけないのです。
その価格でスーパーに並ぶようになって始めて物価が上昇したといえるわけですね。
ということは、
今の日本人は預金があっても高いものを買わないということか、日銀が刷ったお金が我々一般庶民の懐には入ってきていないということかの、どちらかですね。
真意はわかりませんが、結果的に物価は上昇していないというデータになっています。
日銀マネタリーベースの増加量
日銀のHPにいくとマネタリーベースがちゃんと公開されています。
では私たちアラサーが生まれた1990年から10年ごとの推移をみてきましょう。
1990年1月 394,438億円
2000年1月 721,978億円
2010年1月 980,675億円
2020年12月 6,065,491億円
2021年12月 6,570,831億円
1990年代で2倍程度、
2000年代は微増ですね。
それに比べて、2010年から2020年の変化は大きいですね。約6倍です。
これだけ、日銀は世の中に供給するお金を増やしているです。
では、そのお金どこに行ったのでしょう?
家計資産残高は着実に積み重なっている
家計資産残高というデータがあり、公的機関以外の民間がいくら資産を持っているか調査されています。
こちらも日銀がデータ公開しています。
民間が持っている資産は
2018年12月 1832兆円
2019年12月 1893兆円
2020年12月 1948兆円
着実に増えているんです。
刷られたお金は銀行口座や株式、不動産、国債などに形を変え、資産としてどこの誰かの懐に入ってるはずです。
それでも、使わないんですね。
ですので物価が上がらない。
そういうことのようです。
インフレに強い資産とは
一般にインフレに強いと言われる資産は株、不動産、貴金属です。
それぞれの特徴を解説していきます。
株はインフレに合わせて株価・配当もアップする
株はインフレに強い資産としての代表格ですね。
会社はインフレで物価が上がったとしても、売ってる製品の価格も上がりますので、結果的に売り上げも上がることになります。
ということは、インフレ前と同じように利益を出すことができます。
その利益を株価や配当金として受けとれる株は、インフレ後もインフレ前と同じように会社の利益を享受することができるのです。
不動産はインフレに合わせて家賃収入も上がる
不動産もインフレに強いと言われています。
それは、物価が上がると同時に、家賃も上がるからです。
インフレに合わせて物価が上がっても、家賃収入も増えてくれるので、インフレ前と同じように買い物することができますね。
貴金属はインフレに合わせて価値が上がる
最後に、貴金属です。金や銀、プラチナが代表的です。
この貴金属というのは、人間が人為的に作り出すことができない物質ですね。
ということは、地球に存在する絶対的な量が決まっているということになります。
地球に存在する量が100キロだったら、それ以上は増えません。つまり、値崩れしにくいんですね。
例を出しますね。
金100キロは今のお金の価値で1億円とします。
この時、缶ジュースは100円、定食は1000円で食べれます。
お金の価値が半分になりました。
缶ジュースは200円、定食は2000円に値上がりします。
そうすると、先程の金100キロも2億円の価値に値上がりします。
ですので、インフレ前後で金1キロ、1グラムあたりで買えるものの量や質は変わっていないことになりますね。
これが貴金属がインフレに強い仕組みです。
株や不動産より伝わりにくくて、恐縮ですがお分かりいただけたでしょうか?
インフレに弱い資産とは
続いてインフレに弱い資産をご説明します。
代表的な例は、現金、銀行預金、債券、保険、年金となります。
現金、銀行預金は金利が低すぎてインフレに置いていかれる
現金は金利が付かないのでいわずもがなですが、
銀行預金も今世界的な超低金利ですよね。
メガバンクの定期預金は0.02%
ネット銀行でも0.2%程度です。
これでは政府が目指す2%のインフレが起こった場合、現金が1.8%分だけ目減りしていきます。
現金を持つ、銀行預金を持つ、だけではとてもインフレが起こったときに耐えれません。
債券は金利が低すぎてインフレに置いていかれる
実は今の債券もインフレに弱いのです。
というのも、国債や地方債などのローリターンローリスク商品の金利を非常に小さくなっています。
3年もの、5年ものの日本国債で0.05%。
これでは、1.95%と、ネット銀行の定期預金よりも早く価値が目減りしていきます。
ただし10年もの国債は変動金利型なので、インフレが加速すればいくらか金利の上昇が見込めるかもしれません。
保険、年金も今時点だと金利が低い
最後に、保険と年金ですね。
こちらも現在の契約のままだと、インフレが加速すると資産価値が目減りしていく可能性が高いです。
なぜなら、今の超低金利を条件に、将来のリターンが決められているからです。
これは、保険会社も会社ですから利益を出さないといけませんね。ですので、確実な払える範囲で満期契約時の払い戻しなどの条件を決めるのです。
インフレでダメージを受けるのはアラサーよりもリタイア世代
インフレで一番大きな影響を受けるのは、アラサーよりもリタイア世代と言われています。
なぜなら、私たちアラサーはバリバリ働いて、労働所得を得ることができるからです。
インフレは物価の上昇といっていましたが、給料も上昇します。つまり、出ていくものも増えるけど、入ってくるものも増えるのです。
しかし、リタイア世代は違います。
貯めていた預金や年金が、目減りしてしまうので生活に直撃してしまいます。
とはいえ、私たちも貯めてきた貯金が目減りするのは嫌ですよね。そして、いつか私たちもリタイア世代になります。しっかり、インフレ対策していきましょう。
では、まとめに入ります。
まとめ
アラサーサラリーマンもインフレ対策は必要!
銀行預金だけでなく、株式や貴金属、不動産を保有しておこう!
株式なら分散の観点から全世界に株式会社に投資していくのがおすすめです。
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