資産運用

コメダ珈琲の株は投資しても良い?この先下がるのか?

※2023年2月期第1四半期決算を踏まえて内容を刷新しました!

本記事では、「コメダ珈琲に投資したいんだけど、投資してもいいんだろうか?」と疑問を抱く方に向けて、

コメダ珈琲の株は投資しても良い?この先下がるのか?

という内容で記載していきます。

はじめに本日の結論から、

コメダ珈琲は面白いビジネスモデルを保有しており、2022年2月期の決算結果も良好!

配当金の増配意向もあり、株主優待による株主還元も嬉しいですね。

2023年2月期の決算予想では外出規制前の2020年2月期を超える売り上げ、EPS予想となっており期待したいですね。

第1四半期決算の結果を見ると、一株当たり利益 EPSの進捗率は24%とまずまずな結果ですが、小麦やコーヒーなどの原材料高騰が気になるところ。

引き続き、予想決算を達成できるか確認していきましょう!

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こちらの記事はYouTubeでも音声付きで解説しています。

始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)

では、解説に入ります。

       

コメダ珈琲ってどんな会社?

コメダ珈琲といえば、小倉トーストで有名な名古屋発のジャパニーズ喫茶ですね。

スターバックス、ドトール、タリーズなどアメリカンタイプのカフェが流行る一方、着実な人気でお客さんが絶えることがありません。

土日に行こうとすると、1時間2時間待ちなんてこともあります。株主としてはうれしいですが、お客さんとしては悲しいですね。

そして、実はコメダ珈琲、面白い業態なんです。

というのも、

FC店舗への卸売業というビジネスモデル

なのです。

コメダ珈琲のフランチャイズ率は、95%といわれています。

つまり、直営での店舗はほとんどなく、さてはフランチャイズの店舗からのロイヤリティで稼いでいるな と予想してしまいます。

しかし、コメダ珈琲の場合は少し違うんですね。

コメダ珈琲のロイヤリティ制度は、売上に対してではなく、

席数に対してロイヤリティーが課される

のです。

つまり、多くの売り上げがある時も、売上が少ない時も、本部に払うべきロイヤリティは同じだということです。

本部側には、売上に関わらず一定のロイヤリティが入るというメリットがあり、フランチャイズ側には頑張れば頑張るほど自分たちの利益が増えるというメリットがあります。

そして他にも、

コメダ珈琲は、パンやコーヒーなどといった料理の原材料を各フランチャイズの店舗に卸している

のです。

ですので、飲食業というよりも卸売業というようなビジネスモデルになっているということですね。

自己資本比率が38%と低いのですが、卸売業は全体的に自己資本比率が下がる傾向にあります。

このように、コメダ珈琲は景気の変動による売上のばらつきを抑えたビジネスモデルで、売り上げを確保しつつ運営していることから、私は好感を持っています。

       

株価の推移とPER、PBR、配当利回り

そんなコメダ珈琲ですか、ここ直近5年の株価推移を見ていきましょう。

直近5年では一株当たり2000円を基準に、上下500円程度のボックスレンジで動いていることがわかります。

昨年の暴落時は、1500円を切る株価まで下落しましたが、その後順調に回復し、元の2100円まで戻っています。

ですので、今の2000円という株価は、過去を見てもそこまで割高割安の水準ではないと考えられます。

続いて、各種株価指数も見ていきましょう。

ROE     :14.27%(23年予想)
自己資本比率 :38%
有利子負債比率:1.24倍
配当性向   :44%(23年予想)
PER     :17.4倍
PBR     :2.48倍

※かぶたんより

ROEは10%を超えているので、優秀な収益率だということがわかります。

自己資本比率は50%、有利子負債比率は1を切ってほしかったですが、卸売業という側面がある以上しょうがないのかもしれません。

日経平均のPERと比較すると、やや高め。

また、日経平均のPBRと比較しても、こちらも高めということがわかります。

PERが高いということは、将来への期待値が高いということを表します。

従って投資家は、コメダ珈琲に対して将来的に今以上に稼いでくれるのではないかと考えていることがわかります。

市場から、コメダ珈琲は期待されていると言うことですね!

       

売上高と1株当たり利益の推移

続いて決算情報を見ていきましょう。決算というのは企業の通信簿、株式を保有するなら必ずチェックしなければいけません。

2019年からの売上高を下記の図に示します。

     売上高(百万円)
2019.02   30,335
2020.02   31,219
2021.02   28,836
2022.02   33,317
予想2023.02 37,000

※かぶたんより

2020年まで、着実に売上高を伸ばしてきました。

しかし、2021年期の決算では、前年比でマイナスの売上高、経常利益となっています。

これは、外出規制により飲食店へのお客さんの流入が減ったことが原因です。

コメダ珈琲も飲食店ですので、昨年は大きな影響を受けました。

しかし、2022年期の決算では、売上高333億円と2020年期の売り上げを超えてきました。

さらに、今期2023年期は370億円を予想しています。

株主としてはうれしい結果ですね!

続いて、一株当たり利益 EPSについても確認しましょう。

      EPS(円)
2019.02   113.4
2020.02   117.3
2021.02   77.9
2022.02   107
予想2023.02 116.2

※かぶたんより

2021年と2022年はやや停滞していますが、黒字の順調な推移を見せていると思います。

       

2023年2月期第1四半期決算を解説

では、本当に先ほどの決算予想を達成できているのか?

途中経過を四半期決算から確認していきましょう。

第1四半期決算の内容を確認していきます。

売上:89億円
 進捗率:24%

一株当たり利益 EPS:28.1円
 進捗率:24%

となっていました。

現状は順調に推移していることがわかりますね。

しかし、気になる記述もありました。

小麦やコーヒーなどの原材料価格上昇に伴い、卸価格は据え置きのまま、小売り価格の値上げを実施。

コメダコーヒーはフランチャイズ店への卸売業という側面を持ちますから、いまだ卸価格に転嫁できていないというのは、不安が残りますね。

ともあれ、行動自粛も収まりましたし、経済活動が優先されるような政策もなされています。

引き続き、目標達成に期待しつつ、動向を確認していきましょう!

       

配当金の推移、安定した配当金

続いて、皆様大好きな配当金について確認していきましょう。

      配当金(円)
2019.02    50
2020.02    51
2021.02    39
2022.02    51
予想2023.02  52

※かぶたんより

2021年度は若干下げていますが、順調な推移ですね!

配当性向は40%から45%ということで、一般的に適正といわれる配当性向30%と比べると、やや高めの水準になっています。

なぜ、配当性向30%程度が良いと言われるかというと、中長期的には、会社の利益を次のビジネスに投資した方が結果会社の収益が高まり、株主の利益になると考えられているからです。

会社の利益のうち、多くのお金を株主に還元してしまうと、次のビジネスに投資することができなくなり、会社の成長がストップしてしまうということになりかねません。

とはいえ、2019年から、着実で安定的な成長をしています。

ですので、このやや高めな配当性向も、そこまで気にする必要はないかなと思っています。

ちなみに、配当性向とは、利益のうちの何%を配当金として、株主に配っているかを示した数字になります。

40%ということは、100円の利益があった時に、そのうちの40円を株主に還元しているということを表しています。

       

株主優待と隠れ株主優待

コメダ珈琲の株主優待についても確認しておきましょう。

コメダ珈琲の株式を持っていると、株主優待として

年2回1000円分のコメダ珈琲の電子マネー

が分配されます。

もし、家の近くにコメダ珈琲があれば、年に数回モーニングを楽しむことができます。

すでに、プライベートでコメダ珈琲を利用することがある方の場合は、この優待を利用することで、2000円分の外食代を浮かせることができますね。

そして、株主優待には配当税がかかりませんので、1000円をそのまま受取り、コメダ珈琲で利用することができます。

このあたりは、株主優待ならではの強みですね。

そして、さらに株主としての権利”議決権”を行使すると、

500円分のKOMECA

をゲットすることができます。

年に1回ゴールデンウィークの時期に、期末決算を迎えたコメダ珈琲から、自宅に一通の封筒が届きます。

そのなかに、以下のお便りが入っています。

示されてるような3つの方法で議決権を行使すれば、隠れ優待500円分もらえるんです!

めだかぶのおすすめは、1.スマート行使・インターネット行使です。

なぜなら、2~3分で完了してしまうからです。

スマホでQRコードを読んで、アクセスすると2、3クリックすれば完了してしまいます。

ただ、議案は事前に読んでおきましょう。

しっかり行使して、コーヒーを飲みに行きましょう!

株主優待で注意するべきポイントは、株主優待が配当金や自社株買いなどの株主還元に比べて、容易に改変できることです。

そして、株主優待が改悪された時、大抵の場合で株価は下落します。

コメダ珈琲に関するニュースを日々チェックすることが大切です!

以上、コメダ珈琲についてご説明してきました。

どうでしょうか?投資したくなりましたでしょうか?

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投資は自己責任です。最終判断はご自身でお願いします。

では、まとめに入ります。

       

まとめ

今日のポイント

コメダ珈琲は面白いビジネスモデルを保有しており、2022年2月期の決算結果も良好!

配当金の増配意向もあり、株主優待による株主還元も嬉しいですね。

2023年2月期の決算予想では外出規制前の2020年2月期を超える売り上げ、EPS予想となっており期待したいですね。

第1四半期決算の結果を見ると、一株当たり利益 EPSの進捗率は24%とまずまずな結果ですが、小麦やコーヒーなどの原材料高騰が気になるところ。

引き続き、予想決算を達成できるか確認していきましょう!

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