本記事では、「最近、アメリカの優先株に投資できるETFが日本にも上場したみたいだけど、どうなの?」と疑問を抱く方に向けて、
【2866】グローバルX米国優先証券ETF、高配当投資なら最適?
という内容で記載していきます。
はじめに本日の結論から、
2866 グローバルX米国優先証券ETFが2022年9月に上場しました!
アメリカ株の高配当が狙える優先株に投資できます。
毎月配当で信託報酬が比較的安いのが、魅力的です。
しかし、まだまだ歴史がないことと、景気敏感株が多く含まれることに注意しつつ、投資を検討してください!
始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)
では、解説に入ります。
はじめに
高配当投資
なんともいい響きですね!
高配当投資をするにあたり、個別株投資もありますが、分散の効いている投資信託の方がいいですよね!
そんな理由から、東証ETFで高配当投資をやりたい方も多いと思います。
代表的なものでは、1489NEXT FUNDS 日経平均高配当株50があり、現状5%程度の利回りとなっています。
しかし、このETFは景気敏感な株式が多く含まれるため、価格変動が大きいのがデメリットですね!
そんな中、2866 グローバルX米国優先証券ETFが、2022年9月に運用開始されました。
このETFは優先証券という比較的高い利回りの株式を集めたETFとなりますので、高配当で有名です。
投資候補となりうるのか、しっかりと確認していきましょう。
2866 グローバルX米国優先証券ETFの基本情報
このETFは、グローバルX社によって運用されています。
日本ではなじみがありませんが、アメリカでは比較的有名な運用会社です。
純資産額 :4億円
運用管理費用:0.2575%(税込)
売買単位 :1口
配当月 :毎月
資産は少ないですが、できて間もないのでしょうがないですね。
運用管理費用は安めですが、当面の運用結果を見て実質のかかったコストをチェックする必要がありそうです。
現状、1口1000円程度となっていますので、買いやすいですね!
実は、2866はアメリカのETFであるPFFDを保有する形で運用されています。
ということで、PFFDについても確認していきましょう!
PFFDの中身も確認しよう
繰り返しになりますが、PFFDも米国の優先証券に投資するETFとなります。
このPFFDに投資する形で、2866は運用されているので、ファンドオブファンズの形式をとっているということですね。
優先証券とは、配当や財産を普通株よりも優先的にもらうことできる株式です。
デメリットは、議決権に一定の制限を受けています。
こういった株式に広く分散して投資することで利回りを上昇させているわけです。
私たち個人投資家としては、議決権よりも配当などリターンが高い方が良いと思われる方も多いと思いますので、愛称がいいかもしれませんね。
PFFDの基本情報は以下のようになっています。
純資産額 :20億ドル
運用管理費用:0.23%(税込)
売買単位 :1口
配当月 :毎月
銘柄数 :251銘柄
こちらのETFも毎月配当となっています。
設定日が2017年9月からということで約5年ほどの歴史があります。
現状の利回りで6.29%となっており非常に高いのが魅力的です。
PFFD ポートフォリオのセクターと格付け
ここまで高い利回りだと投資したくなりますね。
でも、焦りは禁物です!
どんなセクターに投資しているのか確認してきましょう。
金融 :71.86%
公益 :11.05%
通信サービス:6.68%
不動産 :5.33%
一般消費財 :2.13%
資本財 :1.6%
エネルギー :1.3%
こう見ると、圧倒的に金融セクターが多いですね。
金融セクターと言えば、銀行や保険、証券といった景気敏感株の代名詞といったセクターです。
つまり、景気に左右されて価格変動が大きい可能性があります。
はじめに、1489も景気敏感なETFとお話ししましたが、2866も同様でしたね。
代わりとまではいきませんが、日本株と米国株で分散にはなりそうです!
格付けを見ると、BBBが60%、BBが28%と多くを占めています。
BBB以上であれば、投資適格債券となりますが、BB以下はジャンク債と呼ばれる分類になります。
つまり、適格とジャンクのやや適格よりの格付け証券が多数ということですね!
この点にはご留意いただければと思います。
過去のPFFDパフォーマンスから2866の動きをイメージ
2866がPFFDに投資する形で運用されていることは、すでにお話しました。
ということは、PFFDの動きにドル円をかければ、ある程度2866の動きもイメージできるかもしれません。
では、早速確認してきましょう!
比較しやすいように、アメリカ代表的な指数SP500に連動するETF SPYにドル円をかけたものを併記しておきます。
青線がPFFD×ドル円 オレンジ線がSPY×ドル円
こう見ると、コロナショックの下落からSPYは大きく上昇しているのに対して、PFFDはイマイチですね。
一方、2020年2月の暴落率は、SPYよりも小さい値で終わっています。
こういうことを考えると、キャピタルゲインよりも、コツコツ配当金をもらいたい方向けのETFであることがわかりますね。
仮に買うとしても、少額から投資できますので、コツコツ買うのがいいと思います。
私としては、1年ほど待ち、運用報告書や純資産が増えたら投資検討しようかと思います。
投資は自己責任となりますので、最終判断はご自身でお願いします。
証券口座なら、私めだかぶも使用しているSBI証券と松井証券がおすすめ!
では、まとめに入ります。
まとめ
2866 グローバルX米国優先証券ETFが2022年9月に上場しました!
アメリカ株の高配当が狙える優先株に投資できます。
毎月配当で信託報酬が比較的安いのが、魅力的です。
しかし、まだまだ歴史がないことと、景気敏感株が多く含まれることに注意しつつ、投資を検討してください!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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投資は自己責任で。
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