本記事では、「債券投資を始めたいけど、本当にメリットばっかりなんだろうか?」と疑問を抱く方に向けて、
債券を買うな!?株を買え?債券に潜むデメリット
という内容で記載していきます。
はじめに本日の結論から、
債券は過去の100年、200年のスパンで見ると、株式の半分以下のリターンでした・・・
それは、インフレに弱いからです・・・
インフレ率の上昇、インフレ率の変動が理由で、リターンとリスクともに
長期的な視点だと株式に負けてしまっていました。
ただ、生の債券へ投資することは退職金や少し先に使う予定のある資金の置き場としては有効だと思います!
是非、ご自身の戦略に合わせてご検討ください!
始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)
では、解説に入ります。
はじめに
現在の短期債券の利回りは4%後半、
長期債券の場合は3%後半に上ります。
これでリターンを確定できるのなら、十分だと感じる方もいるのではないでしょうか?
しかし、これらの数字が一見魅力的に見えるかもしれませんが、実は債券投資には隠れた落とし穴があるのです。
今日はそんな債券投資のデメリットを話したいと思います!
株式と債券のリターンの違い
ジェレミー・シーゲル氏の著書、「株式投資の未来」によると、
1802年から2003年末まで投資した場合の各資産のインフレ調整後リターンは以下の通りです。
株式:約7%
長期債券:約3.5%
短期債券:約2.5%
金:約0.1%
株式の半分程度の長期債券
さらに、短期債券は1%近く低いですね・・・
また、1900年から2003年までの約100年間で見ると、リターンは以下のようになります。
株式:約6.5%
長期債券:約2%
短期債券:約1%
あら、さらにリターンが減っています・・・
どうしてこうなるのでしょうか??
債券投資の隠れた敵:インフレ
なぜこのような結果になったのでしょうか?
その理由の一つとして、債券がインフレに弱いという事実があります。
債券がインフレに弱い理由は、
債券の利息(クーポン)が固定されているため
です・・・
債券を購入すると、その時点で決定された利率で定期的に利息が支払われます。
したがって、その利息の金額は、債券が発行された時点で固定され、その後変動することはありません。
具体的な例を挙げてみましょう。
たとえば、あなたが利率5%の債券を購入し、それにより毎年5%の利息を受け取るとします。
しかし、購入後にインフレ率が上昇し、物価が急激に上昇したとします。
この時、あなたが受け取る利息は依然として5%ですが、その価値(購買力)はインフレにより下落します。
つまり、あなたが受け取る現金の価値が実質的に下がるのです。
例えば、物価が10%上昇した場合、
あなたが受け取る利息の実質的な価値は、
10%の物価上昇率から5%の利息を引いたマイナス約5%となります。
リスク面でも株式に負ける?
さらに、驚くべきことに、15年~20年保有していた場合は、
資産の価格の変動幅(リスク)においても、
株式のリスクが債券のリスクを下回る
ことになります。
これはインフレの変動が原因です。
インフレ率は毎年変化するため、低い時もあれば高い時もあります。
固定金利の債券は、この変動をそのまま受ける形となり、リスクが株式に負けてしまうわけです!
株式投資の利点:インフレに強く安定的な成長
一方、株式は企業の利益と連動しており、インフレが進むと商品価格も上がるため、
利益も増加し、その結果株価も上昇します。
このため、株式はインフレに対して強いと言えます。
これが私が20年以上投資をするなら、
株式80:債券20のポートフォリオを推奨する
理由です。
ただし、債券投資も利回りを確定できる点では非常に有効です。
退職金を運用したい!
近い将来使うことが決まっているお金を運用したい!
という方は、償還期間を待てばデフォルトしない限り元本が確保される債券は有効だと思います。
しかし、ETFなどの価格変動のある商品には注意が必要です。
価格が下落してしまうと、必要な時に思うように換金できない可能性があるからですね・・・
債券投資は安全と思われがちですが、インフレという見えない敵と戦うことになります。
そのため、長期の投資を考えているなら、株式投資がより有効な選択肢となることを頭に入れておくと良いでしょう。
投資は自己責任となりますので、最終判断はご自身でお願いします。
証券口座なら、私めだかぶも使用しているSBI証券と松井証券がおすすめ!
では、まとめに入ります。
まとめ
債券は過去の100年、200年のスパンで見ると、株式の半分以下のリターンでした・・・
それは、インフレに弱いからです・・・
インフレ率の上昇、インフレ率の変動が理由で、リターンとリスクともに
長期的な視点だと株式に負けてしまっていました。
ただ、生の債券へ投資することは退職金や少し先に使う予定のある資金の置き場としては有効だと思います!
是非、ご自身の戦略に合わせてご検討ください!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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投資は自己責任で。
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