本記事では、「1ドル130円台まで円安になっているのに、外国株を買っていいのだろうか?」と疑問を抱く方に向けて、
円安局面から外国株を買ってもいいのか?
という内容で記載していきます。
はじめに本日の結論から、
・円安局面は外国資産を購入するチャンスではない。
・しかし、この先円安になる/円高になると予想することは困難。
・アメリカ株の株価も下がり、割安で買い付けることができるタイミングにもなってきているのも事実。
・コツコツ少しずつ”つみたてNISA”などを活用して株式などの外国資産を買っていこう。
始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)
では、解説に入ります。
今は円安ドル高傾向にある
今1ドル130円とどんどん円安に傾いていますね・・・
輸入食品の物価が上昇しており、家計を圧迫していますね・・・
なぜ円安に傾いているかというと、大きな要因の1つに日本が低金利に抑えられているのにも関わらず、アメリカが利上げをしているからですね。
日本で円を借りてきて、アメリカでドルを貸せば、金利差の分だけ儲けられるというわけです。
その時に、円を売ってドルを買うので円安、ドル高になるということですね。
まず、結論から申し上げると、
円安局面で米国株などの外国株を買うのはおすすめできません。
なぜ、そうなるのかご説明していきますね!
為替リスク
現時点のドル円相場を見ると、130円前後を上下に彷徨っています。私が投資を始めた2017年には1ドル114円でした。
すでに15円以上も円安に進んでいます。
ということは、当時買った外国資産の米国株などは円ベースで見ると、15%程度のプラス、含み益となっています。
現在、株価のパフォーマンスが悪いため相殺されていますが、パフォーマンスを押し上げる大きな要因になります。
逆に円高になったらどうでしょう?
1ドル130円時代に100ドル分の株を購入したとすると、円ベースで見ると13,000円分の価値になります。
その後、1ドル110円まで円高になると、仮に株価が成長しなかったら円ベースの価値は11,000円となります。
つまり株価が変わらなくても、マイナス2000円損するわけですね。
これを“為替リスク”といいます。
過去20年を見るとボックス相場
ドル円はおおよそ100円から120円ぐらいの間で上下に動くボックス相場と呼ばれる値動きをしています。
時々、1ドル80円まで急激に円高になってしまうことや、130円まで円安になることもあります。
仮に今の円安が130円ぐらいで収まってくれるのであれば、今のタイミングで外国株を買うのは為替リスクを伴いますね。
このことから、めだかぶはあまりいいタイミングではないと思っていますが、
資産形成はゆっくり少しずつドル資産を購入してくべき
だとも思っています。
これは、この先の為替動向、株価動向を読むことはできないため、ドルコスト法と呼ばれる時間分散で資産形成するのを薦めているからです。
では、そもそもどうして円高ドル安になるのか?為替の話と共に詳しくご説明していきます。
為替の仕組みと円高の理由
為替が動く理由
まずドル円がどうして動くか?説明していきますね。
ここでは難しいことは言わず、単純にお話しします。
“円”というお菓子と、”ドル”というお菓子があります。このお菓子は常に交換することができます。
去年までは”円”というお菓子1個で、”ドル”というお菓子が1個もらえたとします。
しかし、今年から”円”菓子には人気のキャラクターフィギュアがおまけでつき、人気になりました。
その結果、”円”菓子は”ドル”菓子2個ないと交換できなくなりました。
これが“円”高です。
今どうして円安なのか?
2つ理由があります。
1つ目が、2021年12月、22年1月と日本が”経常赤字国”になってしまったからです。
って急に経済学っぽくなりましたが、ここも単純に説明しますね。
経常黒字国=毎年がっつり稼いでる家庭
経常赤字国=毎年借金でカツカツの家庭
だと思ってください。
がっつり稼ぐ家庭は、ドルで稼いで来るのですが、家庭に帰ると円しか使えないんです。
なので、ドルを売って円を買います。すると、ドル安になり円高になります。
日本がこのケースだったのですが、エネルギーや穀物価格が上昇したため、ドルで支払わなければならない出費が増えました。
結果、ドルを売って円を買う量が減ったため、円安になるということになります。
2つ目は、アメリカの”金利”が上がったからです。
基本的に金利が高い国に資金は流れます。
つまり、金利が高い国の貨幣をみんな買いたがるので、貨幣の価値が高くなるということです。
日本はゼロ金利、一方アメリカはインフレーションが酷く、その対策に追われています。
その対策というのが、金利の引き上げです。
繰り返しの引き上げにより、少なくとも2.5%~3%までは引き上げられると予想されます!
このことから、金利の安い円を売り、金利の高いドルを買うという流れができているということになります。
しかし、アメリカのITグロース株に代表されるようなバブルの雰囲気はなくなり、安定した指数であるS&P500の割高感も薄まってきました。
こういった下落局面に株式を購入することが将来の資産形成を助けることはすでに多くの研究で証明されているのも事実です。
ですので、
我々資産形成期のアラサーサラリーマンはコツコツと少しずつ外国資産を買っておく方がいいのです。
ということでまとめに入ります。
投資は自己責任となりますので、最終判断はご自身でお願いします。
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では、まとめに入ります。
まとめ
・円安局面は外国資産を購入するチャンスではない。
・しかし、この先円安になる/円高になると予想することは困難。
・アメリカ株の株価も下がり、割安で買い付けることができるタイミングにもなってきているのも事実。
・コツコツ少しずつ”つみたてNISA”などを活用して株式などの外国資産を買っていこう。
後悔しないように少しずつ外国の株式を買っていきましょう。
明るいセミリタイアが待っているはずです。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
是非とも経済的自由を掴みましょう!
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