資産運用

債券ETFを買うなら、米国ETF?東証ETF?どっちがいいんだろう

本記事では、「債券をポートフォリオに入れたいけど、どのETFを買えばいいんだろう?」と疑問を抱く方に向けて、

債券ETFを買うなら、米国ETF?東証ETF?どっちがいいんだろう

という内容で記載していきます。

はじめに本日の結論から、

米国ETFは安く優良なものが多いが、手数料が高いですね!

幅広く投資できるAGGやBND、米国長期債券に投資可能なTLTやEDVなどがおすすめです。

東証ETFは手数料が安いが、規模や信託報酬で負けるという結果です。

先進国債券に投資可能な2511や米国の中長期債券に投資可能な1656、2838などがメジャーです。

また、長期投資する場合は、為替ヘッジなしのものをおすすめです!

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始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)

では、解説に入ります。

       

はじめに

ポートフォリオに債券を組み込みたいけど、米国ETFと東証ETFどちらがいいのかな?

さらに、どのようなETFがいいんだろう?

と疑問に思われている方も多いと思います。

ポートフォリオに組み込むということは、長期的な観点での投資だろうと推測すると以下の観点が重要となります。

信託報酬の低さ
分散投資によるリスクの低減
安定した金利収入の獲得
為替リスクや金利リスクの把握

このあたりを踏まえて、米国ETFと東証ETFについてご説明していきます。

       

米国ETF

AGG(iShares Core U.S. Aggregate Bond ETF)

信託報酬:約0.03%

純資産:約$88.5 billion

特徴:AGGは、米国内の投資適格債券市場全体に分散投資することを目指すETFです。

これには、米国政府債、政府機関債、企業債、住宅・商業用不動産担保証券(MBS/CMBS)が含まれます。

メリット:広範な債券市場に分散投資するため、リスクを分散させることができます。

また、信託報酬が低いため、コスト面でも有利です。

デメリット:利回りが比較的低いことが挙げられます。

また、債券市場全体に連動するため、特定のセクターや期間に投資することができません。

BND(Vanguard Total Bond Market ETF)

信託報酬:約0.03%

純資産:約$92billio

特徴:ほぼAGGと同じなので割愛します。

TLT(iShares 20+ Year Treasury Bond ETF)

信託報酬:約0.15%

純資産:約$35.6 billion

特徴:TLTは、米国の長期国債(残存期間が20年以上)に投資することを目指すETFです。

メリット:長期国債は、経済状況やインフレに対するリスクが低いとされており、安定したリターンが期待できます。

また、株式市場との相関が低いため、ポートフォリオのリスクを分散させることができます。

デメリット:信託報酬がAGGやBNDよりも高く、利回りも長期国債に限定されるため、リターンが限定的です。

また、長期金利の変動に対して敏感であり、金利が上昇すると価格が下落するリスクがあります。

EDV(Vanguard Extended Duration Treasury ETF)

信託報酬:約0.06%

純資産:約$2 billion

特徴:EDVは、米国のゼロクーポン長期国債(Treasury STRIPS)に投資することを目指すETFで、残存期間が20年から30年のものに投資しています。

メリットデメリットは、TLTと似ていますが、EDVの方が金利の影響を受けますね。

米国ETFには、信託報酬が安く、資産規模が大きい債券ETFがゴロゴロしていますね!

しかし、売買手数料が国内より高く、為替手数料もかかるデメリットがあります。

       

東証ETFの3選

NEXT FUNDS 外国債券・FTSE世界国債インデックス(2511)

信託報酬:約0.132%

純資産:約313億円

信託報酬が比較的低く、純資産も東証ETFとしては問題ないレベルです。

こちらのETFでは、世界の国債市場に幅広く分散投資ができます。

アメリカやEUはもちろんのこと、マレーシアや南アフリカなどにも投資可能です。

比較的金利の高い国を含むことで利回りが高い傾向にあります。

ただ、反対に暴落時に下落しやすい国の国債を含んでいますので、米国債券単品よりは暴落のダメージを受ける可能性があります。

長期投資に向いています。

iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETF(1656)

信託報酬:約0.154%

純資産:約365億円

信託報酬が比較的低く、純資産も東証ETFとしては問題ないレベルです。

こちらは米国債券にのみ投資するETFとなりますね。

このため、分散効果は限定的です。

その代わりに、暴落時に早期に買われる傾向にある米国債券ですので、比較的守りの資産と言えるでしょう。

また、満期が限定されているため、金利リスクが比較的把握しやすいです。

これも長期投資に適しているといえます。

MAXIS米国国債7-10年上場投信 (2838)

信託報酬:約0.132%

純資産:約56億円

信託報酬が低いですが、純資産が100億円割れとやや不安ですね。

現状で多くの資産を投資することはお勧めできませんが、候補として検討するのはありだと思います。

米国株式に投資するなどといった特徴、メリットについては、一つ前でご紹介したiシェアーズ・コアとほぼ同じとなります。

       

米国ETFと東証ETFを比べると

色々とおすすめしてきましたが、米国ETFは安く優良なものが多いが、手数料が高い。

東証ETFは手数料が安いが、規模や信託報酬で負けるという結果です。

また、長期投資する場合は、為替ヘッジなしのものをおすすめしています。

為替ヘッジは短期金利分だけコストがかかりますので、長期ではリターンの低下を生むのでおすすめしていません。

あとは、先進国債券に分散して投資をするか?アメリカ国債に限定にするか?をお選びください。

投資は自己責任となりますので、最終判断はご自身でお願いします。

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では、まとめに入ります。

       

まとめ

今日のポイント

米国ETFは安く優良なものが多いが、手数料が高いですね!

幅広く投資できるAGGやBND、米国長期債券に投資可能なTLTやEDVなどがおすすめです。

東証ETFは手数料が安いが、規模や信託報酬で負けるという結果です。

先進国債券に投資可能な2511や米国の中長期債券に投資可能な1656、2838などがメジャーです。

また、長期投資する場合は、為替ヘッジなしのものをおすすめです!

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
是非とも経済的自由を掴みましょう!

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