本記事では、「景気後退の可能性があるってニュースで聞くけど、予兆を捉えることはできないかな?逆イールドから予測できないかな?」と疑問を抱くアラサーサラリーマンに向けて、
景気後退の予兆を捉えよう!長短金利差と景気後退の関係
という内容で記載していきます。
はじめに本日の結論から、
長短金利差とは、一般に10年債利回りと2年債利回りの差を指します。
10年債利回りを、2年債利回りが超えることを逆イールドカーブといいます。
逆イールドカーブが発生すると、1年~2年以内に、景気後退入りが起こる確率が高くなります!
景気後退が懸念される今だから、長短金利差を活用して景気後退入りの心構えをしておこう!
始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)
では、解説に入ります。
景気後退って何?振り返りをしておこう
以前のブログでも景気後退をご紹介したので、ここでは簡単に振り返りをしておきます。
一般に、不景気や不況といった言葉で表される景気後退ですが、ちゃんとした定義が国によって決められています。
日本の場合は、内閣府が毎月公表するDI(ディフュージョン・インデックス)という数字でチェックします。
DIは景気を指標化したもので50%を下回る状態が継続するとリセッションとみなされます。
アメリカの場合は、全米経済研究所によって判断され、GDPが2四半期連続でマイナス成長となった場合をリセッションとみなされます。
ということもあり、最近景気が悪いな~と思っても、しばらくした後に景気後退入りが発表されるんですね。
景気後退と長短金利差は関係ある
そんな景気後退ですが、その予兆として有名なものに
長短金利差
があります。
長短金利差とは、長期債券の利回り と 短期債券の利回り の差のことを表します。
最も有名で多くの投資家が確認する指標は、
米国10年物債券の利回り - 米国2年物債券利回り
の値ですね。
一般に、期間が長くなればなるほど、利回りは高くなります。
このことを、イールドカーブといいます。
イールドは利回りのことを指しますので、利回り曲線とでも呼べばいいでしょうか。
しかし、これが逆転して、2年物利回りが10年もの利回りよりも高くなることを、
逆イールドカーブ
といいます。
この逆イールドカーブが発生すると、その数か月後に景気後退が起こるといわれています。
なぜ、逆転すると景気後退が起こるといわれるのか?
でも、なぜ景気後退が起こるのか不思議ですよね。
簡単にご説明します。
まず、米国2年物債券はフェデラル・ファンドレート、日本でいうところの政策金利の影響を大きく受けます。
つまり、金融引き締めの影響を大きく受けます。
一方、10年物債券はどうかというと、投資家たちの将来見通しの影響を大きく受けます。
つまり、不安なら債券を買うし、強気なら債券を売るわけです。
ということは、逆イールドカーブになる条件というのは、
投資家が将来に不安を感じて、10年物の債券を購入、利回りがどんどん下がってきている状態。
でも、インフレ抑制などを目的に政策金利は上げていかないといけない状態。
ということになりますね・・・
難しいかじ取りが必要な時代なんですね。
本当に景気後退が来るのか確認しよう
では、本当に逆転したら景気後退が来るのか確認しておきましょう。
まず、こちらのチャートを確認してください。
以下のグラフは”米国債券10年物利回り”から、”米国債券2年物利回り”を引いたチャートです。
![](https://40-semiretire.com/wp-content/uploads/2022/03/US10Y-US02Y_2022-05-26_11-21-27-300x174.png)
赤色の矢印を記載していますが、ゼロを切っている箇所があります。
つまり、この期間は逆イールド現象が起きているということですね。
・1988年12月
・2000年1月
・2005年12月
そして、上記の減少が起きた後、以下のタイミングで景気後退期になっています。
・1990年7月~1991年3月
・2001年3月~2001年11月
・2007年12月~2009年6月
多少の遅れがありますが、景気後退が起きてますね!
大した予言率ですね!
ただ、
14カ月~24カ月
と忘れた頃に来ることにご注意ください。
もう一度、チャートを記載しますと、
![](https://40-semiretire.com/wp-content/uploads/2022/03/US10Y-US02Y_2022-05-26_11-21-27-300x174.png)
緑色の矢印で示していますが、2022年3月一時的に逆イールド現象が発生しています。
つまり、
2022年3月から1年~2年以内に景気後退入りが発生する可能性が高い
とされます。
景気後退入りが起こると、消費の低迷が起こり、企業業績にも影響を与える可能性があります。
そうすると、株価は一時的に低迷するかもしれません。
この辺りは注意いただきつつ、長期投資していっていただければと思います!
私も長期ポジションで持っている株については景気後退だからといって売らずに、保有していきます!
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投資は自己責任です。最終判断はご自身でお願いします。
では、まとめに入ります。
まとめ
長短金利差とは、一般に10年債利回りと2年債利回りの差を指します。
10年債利回りを、2年債利回りが超えることを逆イールドカーブといいます。
逆イールドカーブが発生すると、1年~2年以内に、景気後退入りが起こる確率が高くなります!
景気後退が懸念される今だから、長短金利差を活用して景気後退入りの心構えをしておこう!
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投資は自己責任で。
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