本記事では、「米国債券のストリップス債がとても安く買えたりするのは何でだろう」と疑問を抱く方に向けて、
【米国債券】ストリップス(ゼロクーポン)債の割引って何?受渡金額が少ないのはなぜ?
という内容で記載していきます。
はじめに本日の結論から、
ストリップス(ゼロクーポン)債の割引も米国金利の動きに左右されます。
償還期間までの年数を確認して、その期間に近い米国金利を確認してみてください!
ストリップス債券のリターンは、償還までの年数で予想される譲渡益を割り戻したものとなります。
でも、これは難しいので、証券会社の参考利回りを確認で十分です!
理屈だけ理解しておきましょう。
始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)
では、解説に入ります。
はじめに
米国債の利回りは依然として魅力的ですね!
私は、トレジャリーノート債券という利子がもらえるものよりも、税金をかけず複利で増やすことができるストリップス(ゼロクーポン)債をおすすめしています。
さて、このストリップス債は、100ドルの額面の債券を50ドルとか60ドルで買うことができます。
償還まで持っていると、100ドル分帰ってきますので、この差を利益としてもらうことができます。
ですので、償還期間が長ければ長いほど安く買うことができるということになりますね。
ただ、イマイチ仕組みがわからない方、悩まれている方もいらっしゃると思いますので、この割引の率について今日は確認して行きましょう。
どれぐらい安く買えるの?
実際に売られている債券を見て行きましょう!
SBI証券で売っている債券からいくつか選んでみました。
償還日 割引 償還までの年数
2024年11月15日 93.18% 1.79年
2026年02月15日 89.45% 3.04年
2028年11月15日 82.12% 5.79年
2044年05月15日 47.16% 21.3年
すべて償還日まで保有していれば、100ドルをもらえる債券となります!
それを93%とか80%とか、長いものだと47%で買えるということになります。
とても大きく割引されているということがわかりますね。
私は、これらよりもっと長い2045年の満期のものを購入しました。
1月17日のときは、100ドルのものを45.11%で買うことができました。
この割引率って、どう比べればいいの疑問に思われる方も多いと思います。
計算の方法を確認して行きましょう。
というのも、残り2年の償還で93ドルの売っている債券と、残り4年で89ドルで売っている債券と、どっちがいいのか区別がつかない。
と思いますので、その考え方についてお話して行きます。
割引される額ってどう決まるのか?
割引の決まり方は、利付債のトレジャリーノート債と基本は一緒となります。
今の金利に影響されるということですね!
2年債や10年債が上下に動くと同じようにストリップス(ゼロクーポン)債も動いていきます。
昨年までは、上に動いていましたが、ここ最近は少し下に行ったりしていますね。
また、2年債の方が10年債よりも高いという傾向があります。
2026年で見ると、89.45%で売っている。
つまり、-10.5%引かれているということになります。
償還の2026年2月15日までの期間は、2023年1月31日から3.04年でした。
約3年間あるとして、計算すると、
89.45 × ? × ? × ? =100
のクエスチョンを明らかにすることで利回りがわかります。
それの答えは、1.0378となり、利回りでいうと、
3.78%
となります。
今の3年金利は、3.8%となっていますので、だいたい近い数字になっているということがわかりますね!
長めの期間のもので見てみよう!
2044年5月15日に償還のものは、47.16ドルで購入可能です。
期間としては、21.3年となります。
47.16 × ? ^ 21.3 = 100
(^は階乗です。)
この条件を満たすクエスチョンは、1.0359となります。
つまりに直すと、3.59%となりました。
今の20年金利は、3.71%となります。
0.1%ほどずればありますが、大体近しい数字にはなっているかなと思います。
と、説明してきましたが、これ難しいです。
証券会社の債券欄に書いてある参考利回りを確認いただければ十分です!
理屈だけ理解しておきましょう。
私は、これより少し長い23年後に100ドル帰ってくる権利を、現時点で45.11ドルで購入できました。
比較的安く買えたということもあり、300ドル分購入しました。
100ドル当たり45.11ドルとなっておりますので、受渡金額は135ドルと言うことになりました。
少ない資本で買えるのが、良いですね!
なお、参考までに円貨決済となっていたとしても、ドルに変換して米国債を買うことになります。
ですので、ドルを持っていない方は基本的に円貨決済での購入となります。
この情報参考に、投資を検討いただければなと考えております。
投資は自己責任となりますので、最終判断はご自身でお願いします。
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では、まとめに入ります。
まとめ
ストリップス(ゼロクーポン)債の割引も米国金利の動きに左右されます。
償還期間までの年数を確認して、その期間に近い米国金利を確認してみてください!
ストリップス債券のリターンは、償還までの年数で予想される譲渡益を割り戻したものとなります。
でも、これは難しいので、証券会社の参考利回りを確認で十分です!
理屈だけ理解しておきましょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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