本記事では、「米国債券ETFで最もメジャーなのはAGGだけど、それよりもTLTとか国債オンリーの方が良いの?」と疑問を抱く方に向けて、
米国債券ETF AGGがいい?それより国債オンリーSHV、SHY、IEF、TLT?
という内容で記載していきます。
はじめに本日の結論から、
AGGは十分満足できる米国債券ETFだと思います。
把握しておくべき点は、
・25%ほど投資適格な社債が含まれること。
・社債は暴落時に株価と同じように下落するリスクがあること。
有効に使って、利子所得を得ながら、ポートフォリオを安定させていきましょう!
始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)
では、解説に入ります。
はじめに
かねてよりいろいろな債券系のETFについて発信してきました!
でも、私が発信する内容は、主に国債専門のTLTであったり、SHYといったようなETFがメインでしたね。
しかし、一般に債券ETFというと
ブラックロック社が運用するAGG
バンガード社が運用するBNDが有名
だと思います!
皆様の中には、なんであえてTLTやSHYといった米国債のみで運用されるETFをご紹介しているのかと思われている方も多いと思います。
結論からいうと、それらのETFの方がポートフォリオがシンプルであるため、金利の関係を説明しやすいというのがございます。
ということで、今回はAGGの中身についてどのようなものになっているのか?
しっかりと確認して行きましょう!
正直AGGだけで債券投資は十分な気もしています。
基本情報について
まず基本情報から確認して行きましょう!
●AGG
経費 :0.04%
利回り :2.31%
デュレーション:6.37年
平均残存年数 :8.73年
●SHV
経費 :0.15%
利回り :1.39%
デュレーション:0.34年
平均残存年数 :0.35年
●SHY
経費 :0.15%
利回り :1.3%
デュレーション:1.86年
平均残存年数 :1.95年
●IEP
経費 :0.15%
利回り :1.94%
デュレーション:7.7年
平均残存年数 :8.42年
●TLT
経費 :0.15%
利回り :2.58%
デュレーション:17.55年
平均残存年数 :25.64年
※公式ページより
経費はAGGがダントツ安いことが分かります!
それでいて、AGGの利回りはそこまで悪くありませんね。
ただ、一点、気になるのは、利回りの割にデュレーションと平均残存年数が小さいと言うことですね!
今は逆転していますが、デュレーションや残存期間が伸びれば伸びるほど利回りは高くなります。
このあたりについては、次で確認して行きましょう。
ポートフォリオの中身を確認して行く
どのようなポートフォリオで構成されているか?
これを確認するのが大切です。
どのような債券でポートフォリオを組まれているのか見て行きましょう。
●AGGのポートフォリオ
財務省:41.10%
モーゲージ・パススルー証券:27.31%
資本財・サービス:14.76%
金融機関:8.36%
公益事業:2.18%
・・・
●参考までにTLTのポートフォリオ
財務省:99.7%
※公式ページより
TLTが国債のみで構成されていることがわかります。
それに対して、AGGは金融や資本サービスなどを含んでいますね。
具体的には、ゴールドマンサックスであったり、モルガンスタンレー、JPモルガン。
この辺りの債券を含んでいるということです。
これで何がわかるかというと、信用格付けが国債よりも低く、利回りが高い債券が含まれるということです。
●AGGの信用格付け別ポートフォリオ
AAA:72.28%
AA:2.46%
A:11.25%
BBB:13.30%
SHYやTLTなどの国債のみのETFは、AAAが99%近いということになり、それに伴って利回りが低下します。
これは、元本保証される可能性が高い債券の方が、利回りを上げなくても買ってくれるからですね。
それに対して、AGGはAやBBBといった債券を25%ほど含んでいることになります。
これが、利回りが比較的高い理由ですね!
ポートフォリオに組み込むならAGGでもよいと思う
国債のみに投資したい
といったような格付けにこだわりがないのであれば、AGGは良い投資先だと考えています。
純資産も800億ドル越えで、他の国債のみのETFは200億ドル弱となります。
このことからも、流動性も高く、利回りも高いことがわかりますね。
AAA以外のものを含むと言っても、
投資適格債券であるBBB以上
となりますので、そこまで私は心配していません!
そもそも、私は個人的に投資適格社債のLQDに投資していますが、それと国債が合わさったイメージですので、十分リスク許容可能です。
ただ、社債のデメリットとして、
リーマンショックやITバブルの崩壊といったような大きな経済危機を迎えると、国債に比べて激しく売られる
という傾向があります!
株式と同様の動きをするということは、念頭においていただきながらAGGに対しては投資をいただくのがいいのではないかと思います。
ですので、暴落時のポートフォリオの値動きを抑えたいと言うのが目的であれば、SHYやTLTといった国債のみで構成されているETFをご検討いただくのが良いと思います。
投資は自己責任となりますので、最終判断はご自身でお願いします。
証券口座なら、私めだかぶも使用しているSBI証券と松井証券がおすすめ!
では、まとめに入ります。
まとめ
AGGは十分満足できる米国債券ETFだと思います。
把握しておくべき点は、
・25%ほど投資適格な社債が含まれること。
・社債は暴落時に株価と同じように下落するリスクがあること。
有効に使って、利子所得を得ながら、ポートフォリオを安定させていきましょう!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
是非とも経済的自由を掴みましょう!
下記バナーポチっとしてくれたら嬉しいです。
にほんブログ村
Twitter始めました
ブログの更新情報や時々の思いを呟きます!
是非フォローよろしくお願いします!
アラサーサラリーマンめだかぶのTwitter
これからもよろしくお願いします。
投資は自己責任で。
めだかぶ