本記事では、「バランスファンドについて、投資を勧める人がいたり、否定する人がいるけど、どっちなの?」と疑問を抱く方に向けて、
バランスファンドに投資するのはNG?OK?
という内容で記載していきます。
はじめに本日の結論から、
バランスファンドは、便利な投資手段です!
しかし、その構成比率や信託報酬に注意が必要です。
特に新興国債券やリートへの投資が必要ない場合、株や債券だけに投資するファンドの方がコスト効率が良いですね!
でも、リバランスの手間を省きたい方には、バランスファンドは良い選択肢となります。
ご自身が納得した自分のリスク許容度に合った商品を選んで投資くださればと思います!
始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)
では、解説に入ります。
はじめに
バランスファンドに投資することはあまり良くないという話を聞くことがありますね。
一方で、バランスファンドは自動でリバランスしてくれるため、
初心者向きという話をしている専門家もいます。
私にも以前、株式と債券に投資するか、バランスファンドに投資するか迷ったことがありました。
結論として、
投資家がバランスファンドのアセットアロケーションに納得しているのであれば、
バランスファンドへの投資は全く問題ない
と考えています。
ただ、その比率を理解していない場合や、人に勧められたまま買った場合は問題かなと思います。
バランスファンド自体にはいくつかデメリットもありますので、
そのあたりをしっかりご理解いただきたいと思い、今日はお話ししていきます。
合わせて、バランスファンドのメリットもお話ししていきますので、最後までお付き合いください。
バランスファンドとは?
バランスファンドとは、国内外の株式、債券、REIT(不動産投資信託)など複数の資産に分散投資する投資信託のことです。
意外とシンプルに思えるかもしれませんが、
自分が何をどのくらいの比率で買うかというのは、アセットアロケーションという学問にもなるくらい深い話です。
これを各投資家が自分の戦略や未来の予測を基に組み込んでいたのが、従来の投資の方法でした。
これを自動でやってくれる、もしくは前もって用意してくれたものに対して自分が共感するバランスファンドに投資できるのが、現代の新しい投資方法です。
つまり、どのようなアセットアロケーションのバランスファンドに投資するかを判断するのは、
プロでも非常に難しい投資戦略だということを認識していただけると幸いです。
どんなものがあるか?
バランスファンドにはどのようなものがあるのか、いくつか例を挙げてご紹介します。
主にシンプルな順番から、4資産型と8資産型があります。
●4資産型
国内債券、国内株式、先進国債券、先進国株式の4資産に均等に投資するバランスファンドです。
シンプルな構造で、日本の株式債券に投資し、先進国の株式債券にも投資します。
株式と債券という伝統的なアセットクラスに投資している点で、
伝統的な投資をしていると考えられます。
代表的なファンドとしては、
ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)やDCニッセイワールドセレクトファンドなどがあります。
●8資産型
国内債券、国内株式、先進国債券、先進国株式、新興国債券、新興国株式、国内リート、先進国リート
の8資産に均等に投資するバランスファンドです。
先ほどの4資産型に比べてリートや新興国株式債券が含まれる形になります。
代表的なファンドとしては、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)があります。
ダメな点 その1:新興国債券、国内債券、REITにも投資
先ほどバランスファンドの具体的な説明の中でも触れましたが、
新興国債券や国内債券リートにも投資をしています。
私、個人的にはこれらの資産に投資をする必要があまりないのではないかと考えています。
まず、新興国債券ですが、私は債券に対してポートフォリオの価格変動を穏やかにするために投資したいと考えています。
その点で、新興国債券はボラティリティが高く、先進国債券のような安定性が見えません。
この辺りから私のニーズに合っていないと感じています。
国内債券については、わざわざファンドを経由しなくても、
個人向け国債10年変動あたりを購入しておけば、手数料もかからず良いのではないかと考えています。
最後にリートについてはサテライト的にETFなどでリートを購入し、
一定の利回りをお小遣いのように受け取るのには良いと思いますが、
先進国株式や国内株式同等の比率で組み込むのは適切ではないと考えています。
最大でも資産のうちの10%程度で良いのではないかと考えています。
これは何のために投資をしているかにもよりますが、私は長期的なスパンでセミリタイヤをするために資産形成をしています。
このことを考えると、都度配当として分配することを前提としているリートを長期で持つのは現状の資産形成期における私の投資対象としては不適切です。
ただ、この辺りはすでにリタイアされていて、一定の配当金を得たい方などについては有効だと思います。
私の父もリタイア後にリートを購入しており、納得して投資をすることが大切だと感じています。
ダメな点 その2:信託報酬が高い傾向にある
では、バランスファンドのデメリットとして信託報酬が高い点について具体的に見ていきましょう。
例えば、
ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)の信託報酬は0.17%、
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は0.19%
です。
一方、単一のアセットクラスに投資するファンドは、
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が0.15%、
eMAXIS Slim 先進国債券インデックスが0.17%、
eMAXIS Slim 先進国リートインデックスが0.28%
です。
つまり、バランスファンドは単一のアセットクラスに投資するファンドよりもコストが高くなる傾向にあります。
新興国やリートに投資をする必要がある場合にはバランスファンドのコストを受け入れることができますが、
投資をする必要がないと感じる場合にはコストが上がってしまう要因になるため、
バランスファンドの実質コストは受け入れがたいということになります。
楽に投資できてリバランスしてくれる
今までデメリットばかりお話ししてきましたが、
バランスファンドは楽に投資ができて、自動でリバランスしてくれるという点で非常に素晴らしい商品です。
最近では、実質コストも高くなく良心的な価格設定のファンドも増えています。
具体的な例として挙げたファンドは、いずれも良心的な設定になっていると考えています。
今日話したようなデメリットについても納得した上で、
それでも良いと思われた方には、心置きなく購入し、保有し続けていただければと思います。
私個人としても8資産型にはやや懐疑的な見方をしていますが、
4資産型には投資をしても良いと考えています。
皆様もご検討いただければ幸いです。
投資は自己責任となりますので、最終判断はご自身でお願いします。
証券口座なら、私めだかぶも使用しているSBI証券と松井証券がおすすめ!
では、まとめに入ります。
まとめ
バランスファンドは、便利な投資手段です!
しかし、その構成比率や信託報酬に注意が必要です。
特に新興国債券やリートへの投資が必要ない場合、株や債券だけに投資するファンドの方がコスト効率が良いですね!
でも、リバランスの手間を省きたい方には、バランスファンドは良い選択肢となります。
ご自身が納得した自分のリスク許容度に合った商品を選んで投資くださればと思います!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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