本記事では、「eMAXIS Slim 先進国債券インデックスは配当金ではないけど、どうにかできないかな?」と疑問を抱く方に向けて、
【配当生活】eMaxis slim先進国債券インデックスを定率取り崩し
という内容で記載していきます。
はじめに本日の結論から、
eMAXIS ”Slim” 先進国債券インデックスの先輩ファンド eMAXIS 先進国債券インデックスのデータで過去14年を見ると、
2%の取り崩しでは、資産が増えており、
3%の取り崩しでは、資産がほぼ横ばいでした。
しかし、過去14年は債券、円通貨視点で見て恵まれた環境だったことには注意が必要です!
いずれ使い切ることを前提にするなら、3%
少しでも長く残したいなら2%がよさそうです!
始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)
では、解説に入ります。
はじめに
eMaxis slim先進国債券インデックスって配当金を出してくれないですよね!
でも、配当金や利子目当てで債券投資をされる方も多いと思います。
ということで、eMaxis slim先進国債券インデックスに、4%ルールを当てはめて、セルフで配当を作り出せないか?
こんなことを考えて、前回は定額取り崩しでシミュレーションを行いました。
その結果、eMAXIS ”Slim” 先進国債券インデックスの先輩ファンド eMAXIS 先進国債券インデックスのデータで過去14年を見ると、
2%の取り崩しでは、資産が増えており、
3%の取り崩しでは、資産がほぼ横ばい
でした。
今回は定率取り崩しでシミュレーションしていきますね!
取り崩しの方法の確認
今回は、定率というルールで取り崩していきます。
これは、退職後の資産を管理する一般的な方法の一つで、一定の割合で資産を毎年引き出す戦略です。
定率取り崩しでは、資産の合計額に基づいて毎年一定の割合(例えば3%や4%)で資金を引き出します。
たとえば、400万円の資産で4%を引き出す場合、最初の年は16万円を引き出します。
翌年、資産が増減した場合、新しい資産総額に基づいて4%を計算します。
こうした考え方に基づき、ポートフォリオを一定の割合で取り崩すことが可能です。
では、世界各国の債券に投資している場合、どの程度使えるのかを見ていきましょう。
先進国債券の利回りはどれくらい期待できる?
では、債券投資の場合、どれくらいの取り崩しが可能か、内訳と利回りから見積もってみましょう。
eMAXIS 先進国債券インデックスの割合は次のとおりです。
アメリカ 46.3%
フランス 8.5%
イタリア 7.6%
中国 7.5%
ドイツ 6.2%
イギリス 5.3%
スペイン 5.2%
カナダ 2.0%
ベルギー 1.8%
オランダ 1.5%
※「Slim」ではないことに注意してください。
このファンドの現在の直接利回りは2.5%です。
そして、このファンドでは、アメリカの債券が半分近くを占めています。
ということで、アメリカの最近の10年債の利回りを確認します。
最近は利回りが上昇していますね、そして2%を超える水準のようです。
ということで、債券のリターンの原資となる利子は、2%以上はもらえそうですね!
2%と3%での取り崩しを試してみる
上記のデータを基に、2%または3%で取り崩した場合の結果を見てみましょう。
こちらは、eMAXIS 先進国債券インデックスの過去データを用います。
2009年12月に100万円を投資し、2010年の初めから毎年年初に指定の割合で引き出します。
年初の2%、年初の3%を引き出します。
2024年時点での資産額を確認しましょう。
2%の場合
青の棒グラフが残資産、オレンジの折れ線グラフがeMaxisの基準価格です。
資産は初めより増えていますね。
最終的には約121万円になりました。
3%の場合
最終的には約105万円になりました。
ギリギリ減ってないですね!
定率と定額どっちがよかった?
折角なので、定率での取り崩しと定額での取り崩しを比較していきましょう。
まずは、3%から。
定率:46万円
定額:45万円
●残高
定率:102万円
定額:106万円
次に、2%。
定率:33万円
定額:30万円
●残高
定率:119万円
定額:122万円
この結果を踏まえると、より多く取り崩すことができたのは、定率での取り崩しでした。
しかし、結果残っているお金は定率の方が定額を下回ることもわかります。
ただ、そこまで大きな差にはなってなさそうですね!
一般に、
暴落時に取り崩し額を減らす定率の方が資産の保全性がある
と言われています。
ただ、それよりも引き落とすパーセンテージの方が大切ですね!
その点で、長期間資産を維持したい場合は2%の取り崩し、資産を使い切ることを前提にするなら3%が適切かもしれません。
注意点として、2010年から2021年にかけて利下げが続いたため、債券価格は上昇していました。
しかし、2022年は利上げにより、債券価格は下落しました。
同時に円安が進み、円建てでの債券価格はある程度保たれました。
つまり、これは比較的恵まれた状況だったと言えます。
ですので、こちらはあくまでの過去のデータだということご理解ください。
投資は自己責任となりますので、最終判断はご自身でお願いします。
証券口座なら、私めだかぶも使用しているSBI証券と松井証券がおすすめ!
では、まとめに入ります。
まとめ
eMAXIS ”Slim” 先進国債券インデックスの先輩ファンド eMAXIS 先進国債券インデックスのデータで過去14年を見ると、
定率2%の取り崩しでは、資産が増えており、
定率3%の取り崩しでは、資産がほぼ横ばいでした。
しかし、過去14年は債券、円通貨視点で見て恵まれた環境だったことには注意が必要です!
いずれ使い切ることを前提にするなら、3%
少しでも長く残したいなら2%がよさそうです!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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