本記事では、「セゾン・グローバルバランスファンドが月末にリバランスするけど、良いの?悪いの?」と疑問を抱く方に向けて、
【セゾン・グローバルバランスファンド】リバランスが良いのか?悪いのか?
という内容で記載していきます。
はじめに本日の結論から、
リバランスの効果は、市場に動き方によってプラスにもマイナスにも働きます。
市場が上下するときはリバランスの効果がプラスに働き、
市場が一本調子に上昇している時はマイナスに働きます!
セゾン・グローバルバランスファンドは価格変動の安定を目的にリバランスをしていると思いますが、
リターンを求めるなら、市場が上下している時の方がベンチマークをアウトパフォームする可能性が高いと考えられます。
始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)
では、解説に入ります。
はじめに
セゾン・グローバルバランスファンドは、月末に株式と債券が50:50になるように調整しますね!
例えば、今月株式が成長して60万円に、債券のマイナスになり40万円になったら、
株式を10万円売却して、債券を10万円買い足すことで、元の50:50に戻します。
自分で行うと、売買手数料がかかる場合があったり、株式売却時の10万円に20%の課税がされてしまいます。
つまり、債券を8万円分しか購入できないため、合計で98万円となっています!
リバランスをする理由は、株式による比較的激しく上下する成長を、債券による安定性でマイルドにすることが主な目的だと考えられます。
一方で、リバランスした方がパフォーマンスが高くなると話を聞いたことがあると思います。
早速、検証していきましょう!
2019年1月から2022年12月までの間なら?
ここ4年間で、リバランスをした場合とリバランスをしない場合で比較してみましょう。
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に投資をすることを前提にシミュレーションしますね。
投資開始時に、株式50万円、債券50万円投資するとします。
すると、
リバランスをした場合:合計136.14万円
リバランスしない場合:合計135.29万円
となりました。
1500円程度の差ですが、リバランスをしない方が高いリターンとなっています。
あれ?リバランスって、リターンを上げるんじゃないの?と疑問が湧いてきました・・・
2020年6月から、2021年12月からの1年間は?
リバランスをした方がいいかどうかは、株価、債券価格の推移に仕方に依存するんです・・・
ここで2つタイミングで比較検討していきましょう。
チャートでお示しした赤枠のタイミングが2020年6月から2021年6月までの期間。
黄緑でお示ししたタイミングが2021年12月から2022年12月までの期間となります。
それぞれの期間でリバランスした場合としない場合のリターンを比較します。
赤枠の期間
しない場合:124.25万円
した場合 :122.93万円
黄緑の期間
しない場合:94.7万円
した場合 :94.9万円
赤枠の時期は、リバランスしない方が良い。
黄緑の時期は、リバランスした方が良い。
という結果でしたね!
安く買って、高く売るができるタイミングでリバランスする!
なぜこうなるのか?
リバランスの肝は、
株や債券を割高になったタイミングで売却し、
そのお金で、もう一方の割安な資産を買うこと
となります!
つまり、割安なものに資産を移す一方で、移された資産が上昇しない場合、リターンが低下する可能性があるということですね。
リバランスがうまく機能するタイミングは、
市場が上下に動いている時
ということになります。
このため、株式が一本調子に伸びていた赤枠の時は、リバランスの効果がマイナスに働き、
上下に動いている黄緑枠の時は、リバランスの効果がプラスに働いたということになりますね!
このように、リバランスの効果は市場によって異なる可能性あります。
ポートフォリオの変動をマイルドにするためにリバランスを行っているセゾン・グローバルバランスファンドですが、
リターンを求めるのであれば、市場が上下に動く時こそセゾンのファンドがいいかもしれませんね!
投資は自己責任となりますので、最終判断はご自身でお願いします。
証券口座なら、私めだかぶも使用しているSBI証券と松井証券がおすすめ!
では、まとめに入ります。
まとめ
リバランスの効果は、市場に動き方によってプラスにもマイナスにも働きます。
市場が上下するときはリバランスの効果がプラスに働き、
市場が一本調子に上昇している時はマイナスに働きます!
セゾン・グローバルバランスファンドは価格変動の安定を目的にリバランスをしていると思いますが、
リターンを求めるなら、市場が上下している時の方がベンチマークをアウトパフォームする可能性が高いと考えられます。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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投資は自己責任で。
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