資産運用

TLTと2621どちらで米国長期債券を買う?米国ETF vs 東証ETF

本記事では、「米国の長期債券に投資しようとすると、米国ETFのTLT、東証ETFの2621があるけど、どっちがいいのかな」と疑問を抱く方に向けて、

TLTと2621どちらで米国長期債券を買う?米国ETF vs 東証ETF

という内容で記載していきます。

はじめに本日の結論から、

TLTと2621をドル建てのチャートで比べると、為替ヘッジ分2621のリターンが低下しています。

しかし、円建ての結果を見ると、TLTのパフォーマンスは円安によって助けれらていることがわかりました。

今後、円高と考えるなら、2621に投資してもOKだと思います。

でも、為替ヘッジで年間4%近いコストがかかる可能性があるため、1~3年ぐらいの短中期での投資で利用するのがおすすめです。

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始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)

では、解説に入ります。

       

はじめに

アメリカの長期債券は大きく価格を下げていますね!

FRBの金融引き締めによって、利回りが上昇していることが原因ですね・・・

長期債券で代表的な10年債利回りは、3%後半から4%付近をうろうろしています。

さて、アメリカの長期債券に投資する方法として、生の債券を買う方法もありますが、ETFを買う方法もありますね。

ETFならブラックロックが運用する以下2つが考えられます。

アメリカのETFならTLT

東証ETFなら2621

です。

TLTは米国株式を購入可能な口座を別途開かなくてはならないことがデメリットですね。

しかし、2621なら最も一般的な国内株式用の口座で購入可能です。

さて、それを踏まえてどちらがいいのか検討してきましょう!

       

基本情報の振り返り

TLTと2621の基本情報を振り返っておきましょう。

 
●TLT

ICE US Treasury 20+ year indexに連動

信託報酬     :0.15%(税込み)
純資産      :235億ドル
実行デュレーション:17.63年
加重平均残存期間 :25.63年

●2621

FTSE 米国債20年超セレクトインデックスに連動

信託報酬     :0.154%(税込み)
純資産      :63.1億円
実行デュレーション:17.62年
加重平均残存期間 :25.66年

意外だったのですが、連動する指数が異なるんですね!

今回改めて調査して初めて気づきました。

やはり、TLTが圧倒的な規模であることがわかりますね。

信託報酬はあまり変わりません!

デュレーションや残存期間を見ると、ほぼほぼ同じような債券に投資しているということがわかります。

       

TLTと2621をチャートで比較

続いて、2020年10月からのパフォーマンスを確認してみましょう!

2621が青線 TLTがオレンジ線

TLTの方が2621よりも良いことがわかりますね。

これは為替ヘッジの分だけコストがかかるため、パフォーマンスが悪くなっていると思われます!

為替ヘッジには金利差分のコストがかかると言われているので、今だと年間で4%近いと想定されます。

でも、これはTLTをドルで見た場合の結果です。

円で見た場合の動きを見るために、TLT価格にドル円の結果を掛け合わせてみます。

TLTが青線 TLT×ドル円がオレンジ線

見ていただいてわかる通り、円安に助けられてドル建てほど下落していないことがわかります。

前に示したチャートから、TLTと2621は同じような動き方をしていましたね。

つまり、これから円高になると、2621よりもTLTは円建てで見ると、下落する可能性が高いことがわかります!

このように今持っている円で投資する、そして円で日々生活している私たちは、円建てで動きを見る必要があります。

       

短中期で投資するなら2621もいいかも

TLTの円建ての結果より、円安によって助けれらていることがわかりました。

今後、円高になって、梯子を外されたように下落する可能性も考えられます。

そう考えるときは、2621に投資してもOKだと思います。

でも、為替ヘッジで年間4%近いコストがかかることを考えると、今後のパフォーマンスに大きな影響を与えそうです。

ですので、長期で保有することはリスクが高いと思われます!

1~3年ぐらいの短中期での投資で利用するのがおすすめです。

ぜひ、この情報を基に投資方法についてご検討いただければと思います。

投資は自己責任となりますので、最終判断はご自身でお願いします。

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では、まとめに入ります。

       

まとめ

今日のポイント

TLTと2621をドル建てのチャートで比べると、為替ヘッジ分2621のリターンが低下しています。

しかし、円建ての結果を見ると、TLTのパフォーマンスは円安によって助けれらていることがわかりました。

今後、円高と考えるなら、2621に投資してもOKだと思います。

でも、為替ヘッジで年間4%近いコストがかかる可能性があるため、1~3年ぐらいの短中期での投資で利用するのがおすすめです。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
是非とも経済的自由を掴みましょう!

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