本記事では、「全世界株式オールカントリーに投資したいんだけど、ETFと投資信託どっちがいいんだろう」と悩んでいるアラサーサラリーマンに向けて、
全世界株式オール・カントリーに投資するならETFと投資信託どっちが良い?
という内容で記載していきます。
はじめに本日の結論から、
MSCIの全世界株式指数に投資するなら、ETFの2559と投資信託のeMAXIS Slimの2つが主流!
パフォーマンスや利便性、税金の面から見ても、投資信託であるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が有利!
これから始めるなら、eMAXIS Slimがおすすめ!
始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)
では、解説に入ります。
同じ指数に投資するならETFか投資信託か
MSCIの指数に連動する全世界株式オールカントリーに投資したいと思った時、
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
ETFなら
【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信
の2種類が有名です。
でもどちらが良いでしょうか?
この記事では、パフォーマンスの面からどちらの方が優秀か比較していきます。
では、早速確認していきましょう。
信託報酬
まず、比較するにあたり一番大きなコストとなる信託報酬について確認していきましょう。
ETFの2559は信託報酬が0.0858%。
投資信託のeMAXIS Slimが0.1144%。
本来は、実際のコストとなる実質コストで計算するべきかもしれませんが、毎年コストが上下することと、 ETFの実質コストについて計算方法が定かでないことを理由に、今回は信託報酬のみで比較していきます。
だいたい目安ですが、実質コストは信託報酬の+0.08%ぐらいという感覚ですね。
分配金にかかる税金
続いて、分配金にかかる税金についてです。
ETFの場合は投資家に分配金が支払われる時に、20.315%が課税されます。
しかし、ここでポイントがあります。
二重課税調整制度というものがあります。
すでに、海外で課税されていた場合、その税率分を国内の税率から引いてくれるという制度です。
例を出すと、アメリカで10%の税金が引かれていた場合、国内の20.315から10%を引き、国内での課税は10.315%となるという制度です。
ということから、
こととします。
信託信託の場合、分配金は我々のもとに分配されることなく、そのまま再投資されます。ですので、日本における20.315%の課税はありません。
ただし、分配金の原資として投資会社からファンドに支払われる配当には各国で課税されます。
アメリカならアメリカで、ヨーロッパならヨーロッパの課税された分配金の原資が再投資されます。
ということから、
こととします。
その他条件
その他の条件について記述していきます。
まず、リターンは5%とします。
そのうち、配当金によるリターンを1.5%とします。
2559もeMAXIS Slimも売買手数料は0円とします。
便宜上、2559の配当金はすぐに再投資されるものとします。
では、100万円を50年間運用した時の結果を見ていきましょう。
50年間比較した結果
2559とeMAXIS Slimの比較
初めからeMAXIS Slimが2559をリードしている形になりました。
信託報酬の面から見ると、2559の方が約0.03%ほど安くなっていますが、配当金にかかる税金が高いため、パフォーマンスが悪くなっていると考えられます。
続いて、10年ごとの評価額の差を見ていきましょう。
20年目:5.45万円
30年目:13.13万円
40年目:27.89万円
50年目:55.34万円
と、時が経つにつれ差が大きくなっていることがわかります。
このことから、パフォーマンスで考えると、
です。
eMAXIS Slimの他のメリット
また、ETFでは享受することができない投資信託ならではのメリットもあります。
3つほどご紹介しておきます。
1.積立NISAを活用できる
投資信託は積立NISAやidecoといった国が認める非課税口座を活用することができます。
今回のシミュレーションでは、課税口座を前提に比較を行いましたが、もし非課税口座で運用した場合さらに良いパフォーマンスを得ることができます。
今の制度だと全世界株のETFを積立NISAやidecoで購入することはできませんので、この点で投資信託は有利です。
2.自動で積み立ててくれる
もう一つ、投資信託のメリットとして、自動で口座からの引き落としと積み立てを行なってくれる点です。
毎月一定額を決まった日に、積立投資してくれますので、一度設定してしまえば、投資家である私たちは特にすることがありません。
ETFの場合は、最低限証券口座へのお金の入金と自分自身で買い注文を設定しなければいけません。
慣れてしまえば、大したことはありませんが、面倒と言えば面倒ですので 自動でやってくれるならそれに越したことはありませんよね。
3.配当金をすぐに再投資できる
最後のメリットとして、配当金をすぐに再投資できるということがあります。
投資信託の場合は、1円単位で投資することができますので、もらった分配金も余すことなく効率的に投資できます。
ETFの場合は、分配金がETFの最小売買単位に満たない場合、新しくETFを買いますことができません。
一定額、分配金が貯まるまで待たなければなりませんので、その点で、資金の効率性が下がります。
この点でも投資信託の方が有利ですね。
このように、パフォーマンスや利便性、税金の面から見ても、
であることがわかりました。
もし、ETFと投資信託で悩まれている方がいましたら、とりあえず投資信託で初めて見ることをお勧めします。
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投資は自己責任です。最終判断はご自身でお願いします
では、まとめに入ります。
まとめ
MSCIの全世界株式指数に投資するなら、ETFの2559と投資信託のeMAXIS Slimの2つが主流!
パフォーマンスや利便性、税金の面から見ても、投資信託であるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が有利!
これから始めるなら、eMAXIS Slimがおすすめ!
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