※最新の配当情報を踏まえて、2022年1月22日時点のデータに刷新しました。
本記事では、「全世界に投資できるMAXIS全世界株式ETFってどうなの?」と疑問に持ったアラサーサラリーマンに向けて、
2559、MAXIS全世界株式(オール・カントリー)ETFの評価は?
という内容で記載していきます。
はじめに本日の結論から、
2559、MAXIS全世界株式 ETFは投資してもよいと思えるETF!
2022年1月22日終値時点で、分配利回りは1.15%、安めな利回りだと思います。
面倒な方は、投資信託の”eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)”を自動積立でもOKですよ!
こちらの記事はYouTubeでも音声付きで解説しています。
始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)
では、解説に入ります。
2559 MAXIS全世界株式(オール・カントリー)ETFとは
今回の主役となる、MAXIS全世界株式(オール・カントリー)ETFについて概要を説明していきます。
大きく3つのポイントがあります。
ポイント1.世界中の2982銘柄に投資できる
MAXIS全世界株式(オール・カントリー)ETFに投資することで、先進国と新興国の2982銘柄に投資するができます。
ポイント2.東証に上場している投資信託
このMAXIS全世界株式(オール・カントリー)ETFは東証に上場している投資信託です。
ソニーやトヨタの株を購入するように、通常の国内株式用の証券口座があれば購入できます。
ETFには2つのメリットがあり、それは、手軽に売ったり買ったりできることと、信託報酬が投資信託に比べて安いことになります。
それは、投資信託が上場すると市場で売買してくれるので、銀行や専用の窓口を設ける必要がなくなるためです。
ポイント3.分配金がもらえる
ETFはその仕組み上、分配金が保有者に分配されます。
詳しいことは煩雑なので避けますが、このETFを購入し、世界中の2900銘柄以上のオーナーになったあなたは2900銘柄が出す配当金を得る権利があります。
大抵の投資信託はこの配当金をファンドの資金として受け入れ、自動で再投資してくれます。
しかし、ETFの場合は現金として分配してくれます。
ということで、将来の投資も大切だけど、今の生活も充実させたいと思っている働き盛りのアラサーには、うれしいおこづかいになるかもしれません。
2559 MAXIS全世界株式ETFの基本情報
では、基本情報を見てきましょう。
信託報酬 :0.0858%(税込み)
純資産 :117.5億円
売買単位 :1口
分配金 :156円
6/8 75円 12/8 81円
分配利回り:1.15%
上場日 :2020年1/9
※三菱UFJ国際投信HPより
まだ運用開始から1年程度しか経っていませんね。そういったこともあり、純資産はそこまで大きくなっていません。しかし、ここ3ヵ月で20億円から74億円へ、その半年後には117億円まで急増しています。
そして、現状の分配金利回りは1.15%と低めな水準だと思います。
分配利回り1.15%はなぜ低めなの?
2022年1月22日終値時点で、分配利回りは1.15%でした。
さて、これは安いのか?高いのか?
比較対象がないとわかりませんね。
ということで、外国ETFから2つご用意しました。
1つは、VTというバンガード社が運用するもので、FTSE社の全世界株式と連動します。もう1つが、ACWIというブラックロック社が運用するもので、こちらは同じMSCIに連動します。
その2つの過去利回りを見ると、
VT :1.93%
ACWI:1.71%
※公式HPから
でした。
2559の利回り1.15%は、安めの水準になります。
ACWIやVTに敵いませんね。
投資信託というのは、純資産が大きければ大きいほど相対的的にコストを下げることができるといわれています。
これが原因かもしれませんね!
同じ指数に連動するACWIについて、もっと深く見ていきましょう。
過去の配当額を見る
ACWIと2559MAXIS全世界株式の過去の分配額を見ていきましょう。
2559MAXIS全世界株式
6/8 75円
12/8 81円
※三菱UFJ国際投信HPから
ACWI
6/10 $0.72
12/13 $1.01
12/30 $0.07
※ブラックロックHPから
と、ACWIは12月の方が6月よりも多くの配当金を分配されています。
これは、2559MAXIS全世界株式も同じですね。
しかし、ここで最近純資産額が増えていっている2559について、1点注意があります。
純資産が増大すると、分配金の希釈化という現象が起き、分配金が減ってしまう傾向にあるのです。
詳しく話すと長くなってしまうので、こちらの記事を参照ください!
少々難解なので読まなくても問題ありません。
心のすみにでも、置いておいてください!
2559が連動するMSCI オールカントリーワールドインデックス
MSCI オールカントリーワールドインデックスは、アメリカのMSCI社によって定義される指数です。
国別のカバー割合を見ていきましょう。
アメリカ:59.6%
日本 :5.6%
中国 :3.9%
イギリス:3.9%
カナダ :3.1%
※MSCI公式HPより
アメリカが約6割を占めます。全世界に投資といいつつ、いかにアメリカの企業や経済力が強いか思い知らされますね。
続いて、気になるリターンを確認していきましょう。
1年 :18.31%
3年 :20.41%(年率)
5年 :14.55%(年率)
2021年12月31日時点
※ブラックロック社のMSCI ETFで代用、ブラックロックHPより
すごいですね!
全世界株式は過去20年から30年の長期的視点だと、年率5~7%のリターンが期待できたといわれています。
また、かの有名なジェレミーシーゲル氏の”株式投資の未来”によると、過去200年間の長期の米国株式リターンは年率6.5~7%とのことです。
ご興味のある方は、おすすめ図書と概要をまとめた記事へのリンクを張っておきますので、読んで見てください!
この先、同じパフォーマンスを出せるかわかりませんが、私は十分に期待できるインデックス指数だと思っています。
是非とも、2559、MAXIS全世界株式(オール・カントリー)ETFもこの指数に連動して、リターンをあげてほしいものです。
インデックス投資といえば、全世界株式以外にも米国株式に投資する方法もあります。
どちらが良いかはこちらの記事で考察していますので、ご確認ください!
米国株式に投資できるETFについてはこちらで解説しています!ご覧ください!
2558、MAXIS米国株式(S&P500)ETFの評価は?
最後にめだかぶの評価を記載して終わりにします。
めだかぶの2559の評価は?
めだかぶは2559について、以下の点から、投資しても良いと思います!
理由.1 国内株の口座で手軽に売買できる
リアル債券や投資信託、外国ETFを買うのって意外と多くの口座開設が必要で面倒です。
その点で、ごくごく一般的な国内株用の口座で購入可能な国内ETFはとても手軽に購入できます!
投資って心理的なハードルが高いので、極力こういった手続き的なハードルは低い方がいいですね。
理由.2 売買手数料が無料・安い
国内株と同様の口座で買えることのメリットとして、売買手数料が安いですね。
めだかぶも使用している松井証券やSBI証券であれば、所定の額までは手数料0円で購入可能です。
手数料0円であれば値上がり益のすべてを得ることができます!ありがたいですね~。
理由.3 配当金が振り込まれる
最後に、ETFは配当金が振り込まれるということです。
やはり投資をすると、値上がり益と配当金がほしくなるものです!
自動で再投資してくれる投資信託が最も投資効率が高いことはわかっていますが、やっぱりほしいですよね、配当金。
再投資するも良し、今の生活を良くするのも良し。
有効に活用したいものです!
めだかぶだったら、積立方式で毎月一定額を購入すると思います。
今度、投資に興味を持ち始めた親に勧めてみようか画策中です。
こういうのが面倒だと、思う方はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を自動積み立て設定にしておく方が良いかと思います。
投資は自己責任です。最終判断はご自身でお願いします。
ETFを買ってみたいなと思ったけど、まだ証券口座をお持ちでないアラサーサラリーマンの方へ。
証券口座ならSBI証券や1日の約定代金合計が50万円以下なら手数料無料の松井証券がおすすめ!
では、まとめに入ります。
まとめ
2559、MAXIS全世界株式 ETFは投資してもよいと思えるETF!
2021年6月9日終値時点で、分配利回りは1.15%、安めな利回りだと思います。
面倒な方は、投資信託の”eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)”を自動積立でもOKですよ!
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