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2558、MAXIS米国株式(S&P500)ETFの評価は?

※2022年4月29日の情報に更新しました!

本記事では、「米国の有望な株式に投資できるMAXIS米国株式(S&P500)ETFってどうなの? 米国の1~3月期のGDPマイナスだったけど大丈夫?」と疑問に持ったアラサーサラリーマンに向けて、

2558、MAXIS米国株式(S&P500)ETFの評価は?

という内容で記載していきます。

はじめに本日の結論から、

2022年1~3月期の米国GDPはマイナス成長となりました。

でも、2558MAXIS米国株式(S&P500)ETFは投資してもよいと思えるETF!

2022年4月29日終値時点で、分配利回りは0.66%、これは利回りが低い

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こちらの記事はYouTubeでも音声付きで解説しています。

始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)

では、解説に入ります。

       

2558、MAXIS米国株式(S&P500)ETFとは

今回の主役となる、2558、MAXIS米国株式(S&P500)ETFについて概要を説明していきます。

大きく3つのポイントがあります。

ポイント1.アメリカの有望企業500銘柄に投資できる

MAXIS米国株式(S&P500)ETFに投資することで、米国の有望企業500銘柄に投資するができます。

時価総額が大きい、決算が良いなどの厳しい基準をクリアした500銘柄の投資可能です!

自動で企業を選定してくれるので、手間要らずでありがたいですね。

ポイント2.東証に上場している投資信託

このMAXIS米国株式(S&P500)ETFは東証に上場している投資信託です。

ソニーやトヨタの株を購入するように、通常の国内株式用の証券口座があれば購入できます。

ETFには2つのメリットがあり、それは、手軽に売ったり買ったりできることと、信託報酬が投資信託に比べて安いことになります。

それは、投資信託が上場すると市場で売買してくれるので、銀行や専用の窓口を設ける必要がなくなるためです。

       

ポイント3.分配金がもらえる

ETFはその仕組み上、分配金が保有者に分配されます。

詳しいことは煩雑なので避けますが、このETFを購入し、アメリカの有望な500銘柄以上のオーナーになったあなたは500銘柄が出す配当金を得る権利があります。

大抵の投資信託はこの配当金をファンドの資金として受け入れ、自動で再投資してくれます。

しかし、ETFの場合は現金として分配してくれます。

ということで、将来の投資も大切だけど、今の生活も充実させたいと思っている働き盛りのアラサーには、うれしいおこづかいになるかもしれません。

       

2558 MAXIS米国株式(S&P500)ETFの基本情報

では、基本情報を見てきましょう。

信託報酬 :0.077%(税込み)
純資産  :332億円
売買単位 :1口
分配金  :105円(過去1年分)
分配利回り:0.66%
上場日  :2020年1月9日

※三菱UFJ国際投信HPより

2022年3月に信託報酬が下げられましたね!ありがたい。

しかし、純資産は大台の100億円を越えています。すばらしい。

でも、気になる点が…

それは、現状の分配金利回りが低いこと。原因を探ってみましょう!

       

分配利回りは低いのか?

2022年4月29日終値時点で、分配利回りは0.66%でした。

さて、これは安いのか?高いのか?

比較対象がないとわかりませんね。

ということで、米国ETFから2つご用意しました。

1つは、VOOというバンガード社が運用するものです。

もう1つが、IVVというブラックロック社が運用するものです。

その2つの過去利回りを見ると、

VOO :1.41%
IVV :1.37%

やはり、2559より高いですね。

IVVについて、もっと深く見ていきましょう。

       

過去の配当額を見る

IVVと2558MAXIS米国株式(S&P500)ETFの過去の分配額を見ていきましょう。

2558MAXIS米国株式(S&P500)

12/8 58円
6/8  47円

※三菱UFJ国際投信HPから

IVV

3/25  $1.48
12/13 $1.49
9/24  $1.69
6/10  $1.22

※ブラックロックHPから

と、IVVは年4回ほぼ同額が支払われてることがわかります。

2558MAXIS米国株式(S&P500)も同様の傾向ですが、今回6月に配当された分はやや少ないですね。

       

決算短信の中身を確認してみよう

もう少し分配金について知るためにも、決算短信を確認していきましょう!

決算短信を見ることで分配金の原資となる、配当利益と経費を把握することができます。

最新の12月の決算短信

始めに、最新の決算短信をチェックしていきます!

12月決算短信の分配金に関するところを見ていくと、以下のような内容が記載されています。

当期配当等収益額
 ;ー1718円
親ファンドの配当等収益額
 ;10954万円
分配準備積立金額
 :95万円
配当等収益合計額
 :11050万円
経費
 :1339万円
分配対象収益額
 :9713万円
収益分配金金額
 :9564万円 
次期繰越金
 :147万円
期末残存口数
 :164万口

※公式HPより

結果、収益分配金金額を期末残存口数で割った数が分配金になります。これは、12月時点では58円という結果でした。

一つ前の決算短信

1つ前の決算も確認していきます。

当期配当等収益額
 ;ー565円
親ファンドの配当等収益額
 ;5476万円
分配準備積立金額
 :21万円
配当等収益合計額
 :5498万円
経費
 :612万円
分配対象収益額
 :4886万円
収益分配金金額
 :4790万円 
次期繰越金
 :95万円
期末残存口数
 :101.93万口

※公式HPより

分配金が47円という結果でした。

収益分配金金額が1.5倍ほど多くなっているのにも関わらず、分配金はそこまで大きくなってないですね。

これは、投資口の希釈化が起きている可能性があります。

この現象は、口数が増加している投資信託に見られる現象で、配当金額が減ってしまうんです。

6月時点の口数は、101万口でした。

しかし、12月時点の口数は164万口まで増えています。

つまり、1.5倍まで増えていますね!

わける口数が増えてしまうので、もらえる額が減ってしまうわけですね。

これが理由で、配当金額が減ってしまった可能性がありますね。

引き続き、動向を見守っていきましょう。

続いて、このETFが連動するインデックス指数”S&P500”について見ていきましょう。

       

2558が連動するS&P500

S&P500は、アメリカのS&P グローバル・レーティングによって定義される指数です。

気になるリターンを確認していきましょう。

1年 :15.65%
3年 :18.92%(年率)
5年 :15.99%(年率)
10年:14.64%(年率)

IVVのHP
 2022年3月31日時点より

ここ10年は好調で素晴らしい成績を納めてくれています。

ただ、2022年1~3月期のGDPはマイナス成長となっており、一般に2回連続でマイナスとなった場合、景気後退入りとなります。

景気後退のタイミングで株価はベアマーケット入りすることが知られてます。

つまり、株が下がるということですね。実際に、2022年の年初から株価は下落しています。

でも、かの有名なジェレミーシーゲル氏の”株式投資の未来”によると、過去200年間の長期の米国株式リターンは年率6.5~7%とのことです。

今までよかったため、いったん調整していると思いますし、長期保有すれば、上記のパフォーマンスと債券並みのリスクを手に入れることができると同書に記載されていました。

長期投資の大切さがわかりますね。

ご興味のある方は、おすすめ図書と概要をまとめた記事へのリンクを張っておきますので、読んで見てください!

めだかぶのおすすめ書籍4選

この先、同じパフォーマンスを出せるかわかりませんが、私は十分に期待できるインデックスだと思っています。

是非とも、2558、MAXIS米国株式(S&P500)もこの指数に連動して、リターンをあげてほしいものです。

インデックス投資といえば、米国株式以外にも全世界株式に投資する方法もあります。

どちらが良いかはこちらの記事で考察していますので、ご確認ください!

全世界株式を米国株式よりおすすめする理由

もし、全世界株式も気になる方は以下の記事をチェックしてみてください!

【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)ETFの評価は?

最後にめだかぶの評価を記載して終わりにします。

       

めだかぶの2558の評価は?

めだかぶは2558について、以下の点から、投資しても良いと思います!

       

理由.1 国内株の口座で手軽に売買できる

 
リアル債券や投資信託、外国ETFを買うのって意外と多くの口座開設が必要で面倒です。

その点で、ごくごく一般的な国内株用の口座で購入可能な国内ETFはとても手軽に購入できます!

投資って心理的なハードルが高いので、極力こういった手続き的なハードルは低い方がいいですね。

理由.2 売買手数料が無料・安い

国内株と同様の口座で買えることのメリットとして、売買手数料が安いですね。

めだかぶも使用している松井証券やSBI証券であれば、所定の額までは手数料0円で購入可能です。

手数料0円であれば値上がり益のすべてを得ることができます!ありがたいですね~。

理由.3 配当金が振り込まれる

 
最後に、ETFは配当金が振り込まれるということです。

やはり投資をすると、値上がり益と配当金がほしくなるものです!

自動で再投資してくれる投資信託が最も投資効率が高いことはわかっていますが、やっぱりほしいですよね、配当金。

再投資するも良し、今の生活を良くするのも良し。

有効に活用したいものです!

めだかぶだったら、積立方式で毎月一定額を購入すると思います。

今度、投資に興味を持ち始めた親に勧めてみようか画策中です。

こういうのが面倒だと、思う方はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を自動積み立て設定にしておく方が良いかと思います。

投資は自己責任です。最終判断はご自身でお願いします。

ETFを買ってみたいなと思ったけど、まだ証券口座をお持ちでないアラサーサラリーマンの方へ。

証券口座ならSBI証券や1日の約定代金合計が50万円以下なら手数料無料の松井証券がおすすめ!

では、まとめに入ります。

       

まとめ

今日のポイント

2022年1~3月期の米国GDPはマイナス成長となりました。

でも、2558、MAXIS米国株式(S&P500)ETFは投資してもよいと思えるETF!

2022年4月29日終値時点で、分配利回りは0.66%、これは利回りが低い

面倒な方は、投資信託の”eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)”を自動積立でもOKですよ!

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