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金を現物で買うと税金ってどうなるの?

先の国際情勢を踏まえて、内容を更新しています。

本記事では、「金の税金って株式や債券と異なるって聞いたけど、どうなの?めんどくさいの?」と悩んでいるアラサーサラリーマンに向けて、

金を現物で買うと税金ってどうなるの?

という内容で記載していきます。

はじめに本日の結論から、

金の現物は譲渡所得だが、総合課税のみ

高所得者は税金で不利になるので、申告分離課税が認められる金ETFもおすすめ。

代表的なETFは【1540】と【1326】

現物買うのも、金ETF買うのも、手数料の安くて特定保管で金投資可能なSBI証券がおすすめ!

始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)

では、解説に入ります。

       

金投資の魅力が高まる

昨今、世界中の中央銀行が、お札を刷りまくりインフレ懸念が高まっています。

これは経済不況に対応するため、世界中の中央銀行が経済対策を行おうとしているからです。

しかし、そうなってくると、今のお金の価値がどんどん目減りしていく可能性があります。

そんな中、地球上に存在する絶対量が変わらない金に投資することは、有効なリスクヘッジ方法だとも考えられます。

また、国際情勢も不安定になってきましたね。

ロシアのウクライナ進行に伴い、経済制裁としてロシアが国際銀行間通信協会(SWIFT)から外されました

通常、自国の通貨が暴落しないように外貨準備をするのですが、その中に”金”も含まれます。

このSWIFTから外れるということは、この金や外貨にアクセスする手段を奪われるということを示しています。

つまり、ロシアが保有する金にアクセスできなくなり、一時的に取引可能な金の価格が減ることにつながると考えられます。

価格は需要と供給の関係ですから、国際情勢が不安定で安全資産”金”の需要が高まる中、供給できる”金”が減るということは、価格の上昇が期待できると考えています。

実際に、最近の金価格は上昇傾向にありますね。

金に投資する方法は複数ありますが、金の現物を保有し売買すると、株式や債権とは異なる税法で税が取られます。

本日はそこについて解説していきます。

       

金の現物も譲渡所得になるが、総合課税のみ選択可能

金の現物を保有すると譲渡所得になります。

その所得の計算方法は5年以内か5年越えるかで異なります。

5年以内の場合は、

総収入金額ー(所得費+譲渡費用)ー特別控除額50万円

です。

5年越えの場合は

(総収入金額所得ー(所得費+譲渡費)ー特別控除額50万円)÷2

となります。

つまり現物を長いことを持っていると、利益から引かれる税金が少なくなります。

長期的な観点で保有する方は現物投資も良いかもしれませんね。

       

所得の分類は株式や債券と同じ

株式や債券も売却時の利益、譲渡所得になりますので、一緒ですね。

しかし、金の現物の場合は、確定申告の時に総合課税を選択しなければなりません。

ここが、株式や債券と大きく違うところです。なぜなら、株式や債券は申告分離課税が認められています。

申告分離課税の場合は、その他の所得に関係なく、資産の売却利益の20.315%を納税すればいいことになっています。

これがどのような影響をするのか見ていきましょう。

       

高所得者は税金で不利になる

ひとことで言ってしまうと、

高所得者ほど不利

になります。

なぜなら、総合課税の場合は、累進課税制度が設けられているからです。

課税所得が195万円以下なら5%の税率ですが、課税所得が900万円を越えると33%まで税率が上がります。

つまり、申告分離課税なら利益の20.315%で済んでいた税金が、総合課税だとグッと高くなってしまうのです。

       

金ETFなら申告分離課税が認められる

累進課税で金の譲渡益に多くの税金が取られるのは嫌だ。でも、金を買いたい!金には投資の魅力がある!

そう思っている方には、この商品がお勧めです。

それは、

金ETF

です。

金ETFであれば、株式や債券と同じように申告分離課税が認められています。

ただし、金ETFには注意点があります。現物の裏付けがあるETFと、ただ金の指数に連動することを目指しているETFがあるのです。

めだかぶのお勧めとしては、しっかりと金現物の裏付けがあるETFです。

       

現物裏付けの金ETFの代表

では、具体的に二つのETFをご紹介していきます。

【1540】 純金信託”金の果実”

こちらは、三菱UFJ信託銀行によって運用されています。

信託報酬は0.44%。

このETFの最も大きな特徴は、現物交換可能だということです。

2022年3月5日終値、6803円から購入可能です。

一株から購入できますので、1万円未満でコツコツ購入することができます。

ですので、このETFを少しずつ積み上げていくことで将来的には現物に交換することもできます。

交換するには1キロ以上購入する必要があるため、かなり大きな額を投資することになります。

でも、将来的に金の現物をもってリスク分散をしたいと思っている方にはお勧めできるETFとなります。

金の現物を金庫に眠らせているおじいさんになれたらなぁ~なんて憧れたりもします!

【1326】GLD SPDRゴールドシェア

このETFは泣く子も黙る米国三大運用会社、ステートストリートのETFになります。

信託報酬は0.4%。

アメリカでも上場しているETFなので、知名度も高いと思います。

純資産額が7.5兆円と、金ETFの中では断トツの1位を獲得しています。

規模感でいうと圧倒的なETFですね。

このように、金の現物にこだわらなくても、金のETF などで金の値動きに連動した投資をすることができます。

特に、こだわりがないのであれば、ETFでも問題ないかと思いますが、

将来的には現物が手元に欲しい、実感しながら金庫で確保したい

そういった方であれば、今のうちから金の現物をコツコツと積み立てるのも、良いと思います。

私自身は、将来10年20年先、金の現物が手元にあれば、少しは安心できるかなと思い、超長期的な観点で金の現物を積立購入しています。

また、今みたいな有事の時は金などの現物資産の大切さを思い出しますね。

将来的に大切な家族を守るため、いくらかは保有していたいなと私は考えています。

自分自身の将来を考えつつ、税制と手軽さのバランスをとりながら、現物かETFが考えてみてください。

もし、現物投資をするなら、特定保管で金投資可能なSBI証券がおすすめです!

めだかぶもSBI証券で積み立てています。

また、金ETFを買うなら、国内株式個人取引シェアNO.1のSBI証券や1日の約定代金合計が50万円以下なら手数料無料の◆松井証券◆がおすすめですので、チェックしてみてください!

投資は自己責任です最終判断はご自身でお願いします

では、まとめに入ります。

       

まとめ

今日のポイント

金の現物は譲渡所得だが、総合課税のみ

高所得者は税金で不利になるので、申告分離課税が認められる金ETFもおすすめ。

代表的なETFは【1540】と【1326】です。

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