資産運用

セクターを乗り換えることでインデックス指数を越えられるか?

本記事では、「景気の移り行きを読んで、インデックス投資よりも良い成績を上げられないかな?」と思っているアラサーサラリーマンに向けて、

セクターを乗り換えることでインデックス指数を越えられるか?

という内容で記載していきます。

はじめに本日の結論から、

景気の移り行きによって、パフォーマンスの良い業界が決まるセクターローテーションがあります。

このローテーションを乗りこなせばインデックスを越えるパフォーマンスを出せます!

しかし、金利や経済政策、原油価格、為替など簡単に定まるものでもないです。

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始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)

では、解説に入ります。

       

セクターローテンションを乗りこなしでインデックス指数を越える

インデックス指数で期待できるリターンは年率5パーセントぐらいですね。

もっと高いリターンを得ることはできないかなあ・・・

と、考えているアラサーサラリーマンもいらっしゃるかと思います。

そんな方で、セクターローテーションという言葉をご存知でしょうか?

実は過去の経験則的に景気の時期に合わせて 株価が上がりやすい業界というのがわかっています。

好況期:製造業、素材、消費財

後退期:エネルギー

不況期:通信、ヘルスケア、生活必需品、公共

回復期:ハイテク、金融

例えば、景気がいい時は、金回りも良いので車などといった贅沢品がよく売れるようになります。

そうすると、車を製造する製造業も景気が良くなり、 車を作るために使う素材業も景気が良くなります。

反対に不況になると、必要最低限の出費しかしなくなるので、ガスや電気といった公共、日常で必ず使わなければいけない生活必需品、こういったところにセクターが上がります。

このように、今景気のどのようなタイミングなのかというのを判断して、次に買うべきセクターを見つけていくことでインデックス指数を超えるパフォーマンスを出すことができます。

       

セクター投資できる米国ETF

では、実際にセクターに投資できるETFを見ていきましょう。

世界を代表する運用会社ヴァンガードはセクターごとに投資できるETFを10種類用意してくれています。

ひとつずつ簡単にご紹介していきます。

VCR:一般消費財
アマゾン、テスラ、ナイキ
利回り0.69%

VDC:生活必需品
P&G、ウォルマート、コカコーラ
利回り2.31%

VDE:エネルギー
エクソンモービル、chevron
利回り4.21%

VFH:金融
JPモルガン、バンクオブアメリカ
利回り1.98%

VHT:ヘルスケア
ジョンソンエンドジョンソン、ファイザー
利回り1.53%

VIS:資本財
3M、ボーイング
利回り1.44%

VGT:情報技術
Apple、Microsoft、VISA
利回り0.72%

VAW:素材
リンデ、エアープロダクツケミカル
利回り1.55%

VOX:通信サービス
アルファベット、Facebook、Disney
利回り0.62%

VPU:公共事業
電力、ガス
利回り2.98%

以前、GAFAMやFATMANGと呼ばれていた米国株式を牽引してきた株式が、意外と別々のセクターに配分されていることに気づきます。

アマゾンやテスラは一般消費財、 アップルやマイクロソフトは情報技術、アルファベットやフェースブックは通信サービスです。

あまり一つのセクターに、このような強力な銘柄が集まっていると、そのセクターがやけに強くなってしまうため、このように別々のセクターに分類されていることはセクター投資にとって有益なことだと思います。

       

暴落からの各セクターのパフォーマンス

では、上記のETFが、昨年の暴落から今まで、どのような値動きパフォーマンスを出していたか確認していきましょう。

今回は2つの期間で確認していきます。

一つは、暴落直前から今までのパフォーマンス。

もう一つは、大統領選挙後から今までのパフォーマンスです。

では見ていきましょう。

暴落直前(2020年2月19日)から今までのパフォーマンス

線が多くなってしまってわかりにくいので、パフォーマンスが良かったものから順番に並べていきます。

VCR +44%
VGT +38%
VOX +30%
VAW +24%
VHT +17%
VIS +12%
VFH +4%
VDC +3%
VDE、VPU -12.7%

一位から順番に、一般消費財、情報技術、通信サービスとなっています。

一般消費財には、Amazonやテスラが、技術情報には Apple、Microsoft、VISAが、通信サービスにはアルファベット、フェースブックが含まれています。

これらの企業は、在宅環境と相性が良い業態だったため、とても株が買われました。

その恩恵もあって、セクターが延びていることが想像できます。

大統領選挙後後(2020年10月1日)から今までのパフォーマンス

こちらも線が多くなってしまってわかりにくいので、パフォーマンスが良かったものから順番に並べていきます。

VDE +63%
VFH +36%
VOX +26%
VCR +23% 
VIS +23%
VAW +23%
VGT +18%
VHT +13%
VPU +4%
VDC +3%

大統領選挙後は、エネルギー、金融、通信サービス の順番で株価が上昇しています。

これは、バイデン大統領になったことによって、クリーンエネルギーを重点とした政策や、長期的に金利が上昇、すなわちインフレ率が高くなるような政策を打つだろう、という投資家が予想しているためです。

このことによって、この政策による恩恵を受ける、エネルギー株と金融株が買われたことが、上記のようなパフォーマンスになった原因だと考えられます。

       

未来を読むのは難しい

約1年間の各セクターごとのパフォーマンスを見てきましたが、景気のローテーション以外にも、様々な要因が積み重なってパフォーマンスが決まっていることがわかります。

昨年、一年の流れで言うと、まだまだ政府主導の金融相場ではあったものの、原油価格の暴落や金利の上昇、更には為替の影響も受けながら、株価には変動していました。

これらの流れを、読みながらはセクターを乗りこなすのはとても難しそうです。

また、セクターから資金を動かすと、一度、ETFの売却しなければいけません。つまり、利益を確定することになるので、都度課税されるわけです。

税金はリターンを押し下げる原因になりますので、注意が必要です。

このことから、めだかぶはあまり欲をかかずに、全セクターに投資できるVTIやS&P500に連動したETFへの投資で、株式の恩恵を受けていきたいと感じました。

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投資は自己責任です。最終判断はご自身でお願いします。

では、まとめに入ります。

       

まとめ

今日のポイント

景気の移り行きによって、パフォーマンスの良い業界が決まるセクターローテーションがあります。

このローテーションを乗りこなせばインデックスを越えるパフォーマンスを出せます!

しかし、金利や経済政策、原油価格、為替など簡単に定まるものでもないです。

めだかぶは、平均的なVTIやS&P500で良いです!

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