本記事では、「セミリタイアした後の年金って払う必要あるの?1万7千円の負担は大きいなぁ~、どうにかする術はあるの?」と疑問を抱く方に向けて、
【1000万円セミリタイア】国民年金っていくらになるの?全額免除か払うべきか?
という内容で記載していきます。
はじめに本日の結論から、
国民年金の保険額は基本1万6590円です!
しかし、所得67万円以下で全額免除されますので、1000万円セミリタイア中は免除されそう。
40年間全額免除だった場合でも、40年間保険額を払った時に対して、毎年の年金は半額もらえます。
21年以上年金を受け取る場合は、40年間支払った方がトータルで多くのお金をもらえることになります!
めだかぶの意見としては、セミリタイア中の1万6590円は大きいですが、老後の収入面の不安を考えると、払った方が無難だと考えます。
始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)
では、解説に入ります。
はじめに
会社員にとって年金といえば、
給与天引きで多くのお金が引かれているもの!
そんなイメージではないでしょうか?
あまり金額を確認したり、どういった計算で金額が決定されているのかわからない方も多いと思います。
という、私も厚生年金の計算方法はあまり把握していません…笑
では、会社を辞めるとどうなるかというと、厚生年金から国民年金に所属する制度が変わります。
そう、アルバイトの方もフリーランスの方も国民年金は継続して払わないといけないことになります。
違いは自身で振り込むという点ですね。
ですので、しっかりと国民年金の負担額がいくらなのか把握しておくことが必須です。
国民年金は月額1万6590円!全額免除される場合も!?
まず、毎月いくら支払う必要があるかというと、
国民年金は1万6590円
とです!
高いですか?安いですか?
月8万円で生活することとしている、1000万円セミリタイア中では痛い出費ですね!
しかしですね、国民年金は老後の生活のための資金となりますので、大切な出費です。
さらに、障害年金や遺族年金など知られていない厚い保証があります!
この点で支払う価値は十分にあると思います。
また、単身者世帯なら所得が67万円以下で、所定の手続きをすれば、なんと
全額免除(50歳未満の方が対象)
されます!
セミリタイア中の年間の生活費は月8万円×12カ月の96万円としていますので、所得が67万円を超えることは、まず無いかと思います。
しかも、全額免除された場合も、1万6590円の半分は支払ったものとして将来もらえる年金は計算されます。
本当にありがたい制度ですよね!
日本年金機構により、全額免除を受けた場合の毎年の年金額が試算されていましたので、ご紹介しますね。
半分もらえて、さらに万が一のとき、遺族年金や障害年金も受け取れるわけですから、すごいですね!
所得の計算方法は?株式の譲渡益は合算される?
ここで大切なポイントがありますね。
度々ご紹介している”資産1000万円セミリタイア”ですが、
資産1000万円の内、3~4%を取り崩し、
足りない分を働いて稼ぐという方法
でした。
詳しくはこちらをご覧ください。
【1000万円セミリタイア】毎年いくらで生活するの?生活費は?
ですので、労働収入72万円以外にも資産1000万円にいくらかの利益が乗っている場合、資産収入が発生することになります!
株式等の値上がり益によって発生した利益は申告分離課税の対象となるのですが、確定申告をした場合には、労働収入の総合課税の対象と資産収入の分離課税の対象の合算で所得計算がされます。
ですので、確定申告をする場合に、すべての利益を合算した所得が67万円以下なら全額免除ということになります。
実際の計算方法としては、下記を参考にしてみてください。
◆アルバイト&資産の取り崩しの場合
給与収入 ー 給与控除55万円 + 取り崩した額の利益分
◆フリーランスなど事業収入(青色申告)
&資産の取り崩しの場合
事業収入 ー 経費 + 取り崩した額の利益分
給与所得しかなく、源泉徴収ありの証券口座の場合など確定申告をしなくてもよいケースもありますが、基本的には上記の計算式で総所得が67万円以下になるように調整した方が良いかと思います。
1000万円セミリタイア生活では、月8万円で生活しようとうたっています。
ですので、資産収入の利益がどんなに増えても、収入が月8万×12カ月の96万円を超えること少ないかと思います!
以上のことから、1000万円セミリタイア中は全額控除を受けることも可能であることがわかりました。
長い目で見ると払った方がいいかもよ?
すでに前述しましたが、40年間、満額支払った場合は毎年の年金額が77万7800円でした。
40年間の間に支払った保険料は、796万3200円となります。
ですので、11年ほど年金をもらうと支払った分をペイできて、プラスになっていくわけですね。
なお、40年間免除を受けた場合は、毎年の年金額が38万8900円でした。
では、満額払った場合と全額免除を受けた場合で比較してみます。
何年以上年金をもらうと、満額払った方が多くの年金をもらえるかというと、
20.47年≒21年後
ということになります。
現状、65歳から年金はもらえますから、86歳以上まで生きれば年金を払った方がトータルで多くもらえるということになりますね。
損得勘定のみで語るべきではないのかもしれませんが、今使えるお金を取るか?将来の使えるお金を取るか?検討いただければと思います。
私めだかぶの意見としては、
支払った方が良い
と思っています。
若いうちは、老後に比べて体も自由に動くと思いますし、人的資本も高く企業の求人も多く出されています。
ですので、いざという時は仕事を見つけやすいということですね!
しかし、老後は、すぐには仕事を見つけにくく、収入面では不安が残りますね。
こういった点で、老後に備えた方が良いと思っています。
ぜひ、皆様の考えもお教えいただければと思います!
ただ、私はこの領域の専門家ではないため、実際にセミリタイアをされる場合は、一度お住いの地区を担当する年金事務所に聞いてみてください!
窓口で試算してくれるはずです。
投資は自己責任となりますので、最終判断はご自身でお願いします。
証券口座ならSBI証券や1日の約定代金合計が50万円以下なら手数料無料の松井証券がおすすめ!
では、まとめに入ります。
まとめ
国民年金の保険額は基本1万6590円です!
しかし、所得67万円以下で全額免除されますので、1000万円セミリタイア中は免除されそう。
40年間全額免除だった場合でも、40年間保険額を払った時に対して、毎年の年金は半額もらえます。
21年以上年金を受け取る場合は、40年間支払った方がトータルで多くのお金をもらえることになります!
めだかぶの意見としては、セミリタイア中の1万6590円は大きいですが、老後の収入面の不安を考えると、払った方が無難だと考えます。
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投資は自己責任で。
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