本記事では、「資産1000万円でセミリタイアしても、その後の運用が不安だな…どんなポートフォリオを組んでおけばいいのだろう?」と不安を抱く方に向けて、
【1000万円セミリタイア】資産を守るためのポートフォリオ設計!
という内容で記載していきます。
はじめに本日の結論から、
セミリタイア期間の虎の子、資産1000万円を守り、増やしながら取り崩すためには、全世界株式を多めに保有するのがおすすめ!
でも、暴落時に半減して500万円になってしまう可能性があるので、20~25%ほど先進国債券を組み込むのがおすすめ。
ご参考までに、全世界株式ならeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、
先進国債券ならeMAXIS Slim 先進国債券インデックスをめだかぶ家は買い付けています!
始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)
では、解説に入ります。
はじめに
以前ですね、資産1000万円でも慎ましく堅実に生活することで、
セミリタイアは可能!仕事は辞められるぞー!
というお話をしました。
こちらの記事ですね!
貯金1000万円、仕事やめられるか?
しかしですね、資産1000万円を利子のほとんどつかない銀行預金にしておいたら、いずれ底をついてしまいますよね…
ですので、しっかりとした資産配分をして、ポートフォリオを作っておくことが大切となります。
本日は、どんな形で資産1000万円を保有すれば、資産を守り切れる可能性が高いのか?
お話していきますね!
なお、これからお話しする資産1000万円とは別に、生活防衛資金を現金や銀行預金で持っていることを前提としますね。
独身の方なら生活費の6か月分を保有しておくことをおすすめしています。
1000万円セミリタイアの月々の生活費は8万円としていますので、48万円≒50万円分の現預金を別で管理するものとします。
全世界株式(オールカントリー)で資産1000万円を増やす
資産1000万円、セミリタイア期間においてはとても大切な虎の子ですね!
この資産を減らさない、むしろ増やしながらセミリタイアを継続するため、私のおすすめは、
全世界株式を多く含めること
です。
なぜ、株式を多く含めるかというと、「株式投資の未来」(ジェレミー・シーゲル氏著)によると、ここ200年で最も長期的に成長した資産が株式だったからです。
なお、こちらの研究はアメリカの株式での結果となりますが、分散の観点から全世界株式をおすすめしております。
全世界株式に投資することで、2000年の設定来から年間平均で5~6%のリターンを得ることができています。
つまり、あくまで過去の話ですが、
資産の毎年3~4%を取り崩しても資産は増えていた
ということになりますね!
でも、株式には短期的に価格が大きく上下するというデメリットがあります。
実際に、2008年のリーマンショックの時は約50%の暴落となりました。
1000万円が500万円になるわけですから、本当に強烈です…
実際にセミリタイア生活を行っている最中に資産が毎日減り続け、最終的に半分になったら…
想像するだけでも嫌ですね!
幸いに、セミリタイアの利点は働いている点です。
資産が減ってしまい取り崩すのが精神的にきつい場合は、一時的に働く時間を増やし取り崩し額を減らすのも1つの手ですね!
また、こういった場合に対処するため、生活防衛資金を使うという手もあります。
その他にも、仕事を失った場合やケガをした場合に備えた失業手当や傷病手当などの公的な保険はいくつかありますので、うまく対応していきましょう!
暴落したら、5年間の辛抱を覚悟しないといけない?
でも、いくら働く時間を増やす、生活防衛資金でやりくりすると言っても限度があります。
1年ぐらいでしたら、どうにかなるかもしれませんが、2年、3年と続くとセミリタイアしたことを後悔してしまうかもしれません…
では、過去どの程度回復に時間がかかったのか?
100年に1度と呼ばれる金融危機だったリーマンショックを確認してみましょう!
今回は、MSCI オールカントリーワールドインデックスという指数に連動するアメリカのETF ACWIのチャートを確認してみます。

2008年のリーマンショック前に付けていた高値まで戻したのは2013年になってからとなります。
5年の月日が必要だったということですね…
資産1000万円を達成しセミリタイアしたのが、この2008年の高値の時だったら?
想像するとゾッとしますね。
この暴落、資産の目減りを緩和してくれる資産割合、ポートフォリオにする必要がありそうですね!
債券を組み込んで値動きをマイルドにしよう
資産の値動きをマイルドにしたいのなら、
債券を組み込むのがおすすめ
です!
詳しくは下記の記事で解説していますが、債券は株式に比べて値動きが小さいという特徴がありますので、資産全体の上昇/下落をマイルドにしてくれる働きがあります。
eMAXIS Slim 先進国債券インデックスを徹底解説!これだけ見れば基本OK!
先ほどのACWIと同じ米国ETFで米国債券に連動するAGGというETFを比較してみましょう。

2008年のリーマンショック時のそれぞれの最大下落率は、
ACWIの下落率 :55%
AGGの下落率 :13%
と、全然違いますね!
さらに、債券の方が株式に比べて早く価格が上昇して回復していますね。
これは、株式市場が混乱した時に、比較的安定資産といわれる債券や貴金属が買われる傾向にあるからです。
こういったこともありますので、一般論では年齢%を組み込むのが良いと言われています。
30歳なら、ポートフォリオ30%を債券ということですね。
しかし、債券の最大デメリットは長期的に株式に比べてリターンが低く、資産の成長が鈍化してしまいます。
ですので、めだかぶとしては
資産の20~25%だけ債券を組み込むのが
おすすめです!
また、以前ご紹介した取り崩しに関する研究でも、株式の割合が80%と多い方が失敗確率が低いですので、その点からも株式80%:債券20%程度のポートフォリオが良いのかもしれません。
取り崩しに関する研究をご紹介した記事です。
【1000万円セミリタイア】毎年いくらで生活するの?生活費は?
投資信託なら私も保有するeMAXIS Slimシリーズがおすすめ
ここまで全世界株式と先進国債券の割合についてご紹介してきました。
でも、実際にはこれらのインデックスに連動する投資信託を購入する必要がありますね!
連動する投資信託は複数あり、迷ってしまうという方に向けて、めだかぶ家も保有する2つ投資信託をご紹介しておきますね。
全世界株式なら、
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
先進国債券なら、
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
過去に書いた紹介記事はこちら。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を徹底解説!基本はこれでOK!
eMAXIS Slim 先進国債券インデックスを徹底解説!これだけ見れば基本OK!
ぜひ、投資の参考になさってください!
ご紹介したデータはあくまで過去のものとなりますので、その点にはご留意いただければと思います。
資産1000万円はセミリタイア期間の虎の子ですので、しっかりとポートフォリオを組んで守りつつ、緊急時は働いたり、生活防衛資金でやりくりしていきましょう!
投資は自己責任となりますので、最終判断はご自身でお願いします。
証券口座ならSBI証券や1日の約定代金合計が50万円以下なら手数料無料の松井証券がおすすめ!
では、まとめに入ります。
まとめ
セミリタイア期間の虎の子、資産1000万円を守り、増やしながら取り崩すためには、全世界株式を多めに保有するのがおすすめ!
でも、暴落時に半減して500万円になってしまう可能性があるので、20~25%ほど先進国債券を組み込むのがおすすめ。
ご参考までに、全世界株式ならeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、
先進国債券ならeMAXIS Slim 先進国債券インデックスをめだかぶ家は買い付けています!
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