本記事では、「(2556)ONEJリートの分配金利回りが気になっている」アラサーサラリーマンに向けて、
(2556)ONEJリートの分配金と利回りは?
という内容で記載していきます。
はじめに本日の結論から、
2021年1月29日終値時点で、利回りは3%。
上場日からの歴史が浅く、もう少し様子を見たいところ。
さらに、○○ショックが起こると暴落する可能性が高い。
買うならNF東証リート(1343)や大和Jリート(1488)の方が良いと思う。
始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)
では、解説に入ります。
(2556)ONEJリートとは?
始めに、本記事の主役となる(2556)ONEJリートについてご紹介します。
(2556)ONEJリートはアセットマネジメントOneが運用するETFの1つで、東証JREIT指数に連動する上場投資信託(ETF)です。
JREITと呼ばれる、複数の投資家が資金を出し合い、ホテルや商業施設、オフィスビルなど個人でとても買えないような物件をいくつも買い、出資した額に応じて証券化したものです。
東証JREIT指数は、そんなJREITの内、東証に上場している63銘柄を加重平均した指数です。
つまり、この東証JREIT指数に連動するETFに投資することで、都内の巨大な不動産のオーナーの1人になれます。
これが、JREITのメリットはですね。
そのため、必然的にこのETFを購入する目的は、家賃収入を原資とする分配金になりますね。
ということで、(2556)ONEJリートの分配金を見ていきましょう。
過去の分配金利回りから確認しよう
2021年1月22日終値時点で、分配金利回りは
3%
でした。
・・・ん、どうなの?
悩まれているアラサーサラリーマンの方、結論をお伝えすると、
低い水準
にあります。
では、その原因を探っていきましょう。
過去の利回りを確認します。
といっても、まだ上場から歴史が浅く、データは1年分しか確保することができませんでした。
以下の数字はその年に分配された分配金を、その年の終値で割っています。
2020年 3.24%
※公式HPの分配金履歴から算出。
過去1年だけだと比較のしようがないですね。
ということで、東証JリートETFの(1343)NF東証JリートETFと比較すると、
NF東証Jリート:3.73%
でした。
分配金は、投資先から集めた配当金を一度ETFの中で集計し、手数料や信託報酬を引いた上で分配されます。
まだ上場から歴史の浅いONEJリートは、NF東証Jリートよりも多くの手数料がかかったことが予想されます。
リターンと基本情報も確認しておこう
投資しても良いかを判断するために、もっと深く考察していきましょう。
信託報酬:0.1705%(税込)
純資産 :493億円
売買単位:10口
分配月 :1、4、7、10月
上場日 :2019年8月15日
※公式HPから
信託報酬は税込みで0.1705%。めだかぶが買っても良いと思ってるのは0.2%未満のETFですので、基準をクリアしています。
他の東証JリートETFのNF東証リートと大和Jリートと同じ信託報酬ですね。お互いを意識している感じがします。
純資産は安心の額です。
上場日から1年強しか経っていないので、上場費用など通常よりも多くの手数料が発生する可能性がありますが、こればっかりは早く安定することを祈るのみです。
続いて、リターンを見ていきます。
リターン(配当再投資)
iSJリート
1年 :ー13.55%
NF東証リート(1343)
1年 :ー13.55%
※モーニングスターより
※実際の分配金には20.315%の税金がかかるので上記数字よりトータルリターンは目減りします。
となります。
こちらも、過去1年分のデータしかありませんが、2月の暴落から立ち直れていないことがわかります。
○○ショック時に大暴落する可能性あり
実は、ONEJリートの連動する指数、東証Jリート指数自体が暴落局面にとても弱い性質を持っています。
せっかく、分配金をもらっても、資産価値が半分になってしまったら悲しいですよね。
ということで、過去を振り返り、コロナショックとリーマンショック時にどれくらい下落したのか見ていきます。
JREIT:49%(20年3/19)
TOPIX:28%(20年3/16)
リーマンショック時
JREIT:72%(08年3/19)
TOPIX:50%(09年3/16)
比較用として、日本の代表的な株式指数のTOPIXを併記しました。
そうすると、東証Jリート指数の方が、株式よりも大きく下落していることがわかります。
正直、この下落幅で資産が溶けたとしたら、めだかぶのメンタルは耐えきれないです。それぐらい、強烈なに心をえぐってきます。
多くの投資家は急落や資産の減少を目の当たりにすると、狼狽売りをしてしまいます。
ポートフォリオの割合は十分に注意した方がいいでしょう。
(2556)ONEJリートの利回りは、上場からの歴史が浅いこともあり、低めの水準と言えそう。
今買うなら、NF東証リート(1343)や大和Jリート(1488)で様子を見る。
また、○○ショック時の暴落率が大きいので、ポートフォリオの割合は少なめが良い。
もし、この記事をみて、投資に挑戦してみようかな思った方は、1日の約定代金合計が50万円以下なら手数料無料の松井証券はいかがですか?
めだかぶはNF東証リート(1343)と大和Jリート(1488)をこの証券会社で買っています。
投資は自己責任です。最終判断はご自身でお願いします。
では、まとめに入ります。
まとめ
2021年1月29日終値時点で、利回りは3%。
上場日からの歴史が浅く、もう少し様子を見たいところ。
さらに、○○ショックが起こると暴落する可能性が高い。
買うならNF東証リート(1343)や大和Jリート(1488)の方が良いと思う。
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