資産運用

積立NISAに売却タイミングはあるのか?

本記事では、「最近の株式や債券が下がっている様子を見ると、つみたてNISA枠で持っている資産を売った方がいいの?」と疑問に思っているアラサーサラリーマンに向けて、

積立NISAに売却タイミングはあるのか?

という内容で記載していきます。

はじめに本日の結論から、

積立NISAは売却せずに非課税期間20年間は保有しておきましょう。

その理由
1.大きく成長する資産こそ非課税枠で長く保有するべきだから

2.株価成長に取り残されて機会損失になってしまうから

3.老後資金の成長が止まってしまうから

始めに自己紹介させてください。
めだかぶと申します。エンジニアとして働くアラサーサラリーマンです。20代の内に資産1000万円を貯めることに成功し、40歳までにセミリタイアするためせっせと資産運用しています。(FP2級取得)

では、解説に入ります。

       

積立NISAは非課税期間しっかり保有おきましょう

積立NISAとは、金融庁が設けた非課税枠の証券口座の名前ですね。

2018年からスタートし、

1年40万円までの投資額に対して、その先20年間で出た利益に対して非課税となる口座

です。

通常であれば、値上がりによって得た利益の約20%を税金として納めないといけないですから、絶対に使うべき口座です。

そして、この20年間の非課税期間はしっかりと保有しておきましょう。

今は市場が不安定で今のうちに売って利益を確定したいと思われてる方もいらっしゃるかもしれません。

これから、利益確定のために売却しまうことのもったいなさを説明してきますね。

       

1.大きく成長する資産こそ非課税枠で長く保有するべきだから

売却してはいけない理由の1つ目。

それは、

成長する資産ほど非課税口座で長く持つべきだから

です。

え?どういうこと?

と、思われたかと思います。

利益が最大化できる資産ほど、非課税口座で保有した方がメリットがあるのです。

例えば、非課税枠の場合、

利益が50万円でた場合は、課税されるはずだった10万円がお得

しかし、利益が100万円でた場合は、課税されるはずだった20万円がお得になります。

ということは、大きく成長して利益の出せる資産を保有するほどお得になります。

そして、過去もっとも長期的に成長した資産は、

株式

でした。

投資界隈で有名なジェレミーシーゲル教授の研究によると、株式と債券、金、現金の内、過去200年で最も成長した資産は、株式だったと言われています。

全世界の株式に投資できるMSCIオールカントリーワールドインデックスという指数も過去30年間の年率リターンは、5%以上を維持しています。

このことから、長期的に利益を最大化できる可能性が高い資産を利益確定してしまうということは、非課税枠を無駄使いしていることになるので、おすすめできません。

       

2.株価成長に取り残されて機会損失になってしまうから

2つ目の理由は、

株価成長に取り残されて、機会損失になってしまうから

です。

利益確定のために売却してしまうということは、株式市場から降りることになります。

株式市場というのは、短期的には上下しますが、長期的には世界的な経済成長とともに、右肩上がりで成長していくと考えられます。

先ほどのジェレミーシーゲル氏の研究結果も述べましたが、過去200年の株式の成長がその事を表していると考えられます。

積立NISAで購入した資産を利益確定してしまうということは、こういった経済成長、株価成長から取り残されることを示しています。

つまり、長期的な株価成長に乗り続けるためにも、利益確定売りはおすすめしません

       

3.老後資金の成長が止まってしまうから

最後の理由は、

老後資金のための大切なお金の成長を止めてしまうから

です。

個人年金としての役割は同じ非課税口座のiDeCoがメインですが、積立NISAにもリタイア後の資金作りという役割があります。

その大切な老後資金を利益確定して、現金にしてしまうのはあまりにもったいないと思うわけです。

ただ、セミリタイアなどで資金を取り崩したい場合はどうすればいいの?

と疑問に思われるかもしれません。

その場合は、課税口座の資産を取り崩してください

積立NISAのすべての枠を使ったとしても、800万円です。この資金を全額株式に投資しても、セミリタイアはできないと予想できますので、きっと課税口座でも多くの資金を持っているはず。

まずは、そちらの資産を取り崩して生活費にあててください。

積立NISAで運用している資産については、セミリタイアから、フルリタイアにシフトしていく、高齢期にとっておくことをおすすめします。

米国株がベアマーケット入りしてしまい、不安を抱えている方も多いかと思いますが、焦らず資産を形成していきましょう。

でも、投資は自己責任です。最終判断はご自分でお願いします。

では、まとめに入ります。

       

まとめ

今日のポイント

積立NISAは売却せずに非課税期間20年間は保有しておきましょう。

1.大きく成長する資産こそ非課税枠で長く保有するべきだから

2.株価成長に取り残されて機会損失になってしまうから

3.老後資金の成長が止まってしまうから

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